表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな花の物語  作者: 燈華


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/21

気どらない優美さの花

ふと赤い椿の柄の着物を着ている女性が目に入った。

その女性の立ち居振舞いの優美なこと。

それでいて気どらず自然体だ。


思わず視線が吸い寄せられる。

それは私だけではなかった。

やはり優美な立ち振舞いというのは自然と人の目を引くようだ。


だけど彼女は自然体のまま。

他人の視線を意識した様子はない。


それをいいことにしばらく観察させてもらう。

こちらは今、カフェでお茶をしているところだ。


彼女は道の向かいの店で何やら作業をしていた。

着物姿でもてきぱきと動いている。

いや、着物が動きにくいというのは私の偏見だ。

着なれない私が着物を着た時に動きにくかっただけだ。


見た感じ、彼女は着物を着なれている。

普段から着物なのだろう。


着物は姿勢を保つのにいいと聞いたことがあるような。

ぴんと一本棒が通ったような姿勢の良さが優美さにも繋がっているような気がする。


その所作に思わず見とれてしまう。

てきぱきと動く姿は見ていて気持ちのいいものだ。


結構ガン見してしまっているが彼女の視線がこちらに向くことはない。

彼女は人の視線など気にしないようだ。

人の目を気にしてしまう私とは大違いだ。


ああ、彼女のようになりたい。


不意に強く思った。

とりあえずぴんと背筋を伸ばしてみる。

少しだけ、近づけたような気がした。

読んでいただき、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ