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 これはとある世界の、とある少女の願い。恵まれなかった自らの生まれを嘆くこともなく、それでも自らの全てを誰かに託したいと願い続けていた。

 『自分がもうダメなのは知っている。ならせめて自分の唯一持った力を、上手く使ってくれる誰かに受け継いでほしい』と


(こんな体………貰っても、困っちゃうかも、しれないけど)


 最期に遺すものとしては、あまりにもみずほらしい。ある意味では、ただ似たような望みを抱いた誰かに、これから生きていく上での苦労を押し付けているようにもなってしまうだろう。


(ごめんなさい………でも)


 そのことに、申し訳ないと思いつつも………それでも、何も為せぬまま死ぬのは耐えがたかった。だからもし、自分と同じように悔いを残してしまう人がいるのなら。


(………この、夢は)


 力なくベッドに横たわる少女は窓に広がる星空を見て、青い瞳に涙を溜めて呟いた。


(――――あなたに、託すよ)





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