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ただこの一撃に全てを託して  作者: ピーナツ大魔王
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『この世に生まれてしまったバグ……魔王ベルゼブブを殺してください……』

『あなたに授けれるの力はもうほとんど残ってないけれど……』

『どうか……この世界を…』


「おk、まかせとけ」


というわけで始まった魔王討伐。

ステータスとかいうゲームみたいなものがある世界に呼び出されて助けて欲しいとの事。

貰った力は【好きな職につける(1回)】とか言うもの。


その力で俺は《魔術師(制限付き)》を選んだ

制限を付けることによって魔術の威力が上がるとかいうこの職業。

んで、俺は超魔王討伐特化の縛りを付けた。


・生涯1度しか魔術を使えない

・魔王ベルゼブブにしかダメージを与えれない

・魔王ベルゼブブにしか魔術を起動出来ない

・魔術を使うと全ステータス永続down


そしてなにより、


・魔術を使うと死亡する


別に2度目の人生なんだし自己犠牲ばんざい。

まぁこのおかげで《魔王殺し》とかいう魔術を使えるようになったわけですが、失敗しましたよね。


そうこの世界はステータスがある世界。

つまりレベルもあったんよ。


魔王は《弱肉強食》とかいう自分よりレベルが低い相手の攻撃を受け付けないとかいう能力をもってるらしい。

魔王は当然のようにレベルカンスト。

そして俺のレベルは1。


魔法を使いながらレベルを上げるって事は制限によってできない。

俺は魔術師でありながら魔術を使えないのに、レベルをカンストさせないといけない人になっちゃった。


というわけで剣を使います。

剣ですよ剣、こうバッサバッサとやってくぞ。

















「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎゛゛゛゛゛!!!!!!」



いやぁ、ついに始まったね、魔王戦。

見た目はなんかハエっぽい?

そいや前世でそんなベルゼブブとかいう生えいた気がするなぁ。


「おい!!こいつはやべぇ、にげるぞ!!」

「えぇ、一旦逃げましょう。」


勇者と魔法使いが言う。


「分かりました!《緊急脱出》つかいますね!」

「おぅ!起動まで3分間耐えるぞ!」


聖女と聖騎士が言う。


「任せてください!こういう時のためにたくさんの道具を持ってきました!」

「ふははは!!我に任せろ!!3分ぐらい稼いでやる!!」


道具使いに闘士が言う。


やっぱ全員いい仲間だよなぁ。

勇者は誰にでも手を差し伸べ

聖女は誰よりも優しくて

魔法使いは頑張り屋さん

聖騎士は心が強く

道具使いは仲間思いで

闘士は何より誇りを大事にしてて。


ほんと俺には勿体ないぐらいだ。



「大丈夫、その必要はないよ」


だからこそ俺はこの魔術を躊躇いなく使える。


「《魔王殺し》起動」


かくして魔王は死に世界からバグは取り除かれました。


めでたしめでたし

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