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猫の私は異世界に行きましにゃー  作者: 蜂鳥タイト
第1章・第1部 ライブ編
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29話 まさかのグループだったにゃ!!?


 レインにパソコンを渡して約2日……ついに動画が完成したようで……私の机の上にパソコンを持ってくる。


「あ……あんまり上手くないかもですが……よ……よろしくお願いします」

「じゃあこれで見てから動画出すにゃよー!」


ということで私たちは教室のモニターにパソコンを繋げる。

モニターの前には私たちを先頭に椅子を並べじっと見つめる。


しばらくすると、聞いたことのない音楽が流れてくる……歌はなしのようだった


「なんにゃ??ええ??」

「ちょっと……合うような音楽を作ってみました……」

「ちょっとで出すクオリティーじゃないですわ……」

「これってMAIRONにそっくりじゃね??」

「めいろんってなんですの?というか斧いごっこから気になっていたのですが……エディのその話し方はなんですの?」

「いやぁ……ミシュリーさんの話し方良いですよねぇ……」

「私は知っていますわ~MAIRONはモニター放送で今一本当たり再生数1900億回再生超えている人ですわ~ただ……誰が作っているのかは……無数の考察班が出ていますが……わかっていませんわ~」


スライの言葉に私たちは、モニターで探すと確かにMAIRONという名前でそのような動画が約10本上がっていた。

とてもきれいな音色で確かに言われてみれば、全部にピアノが入っておりメロディーも若干似ているようにも感じる……


「まさか……ですわよね……?」

「てへへ……」

「「「「はああああ!?」」」」

「私たちのグループ名にもなっているはずですけど……」


隣から女の子が紙をみせてくる、そこには……チーム【マイロン】と書かれていた。つまりは、今まで誰にも気づかれずに、音楽の投稿生活をしていたということになる。


「というか動画どころじゃありませんわ!!私達MAIROINと戦うことになりますの!!?」

「絶対むりかぁ……」

「諦めるの早くない……??」


皆はもうすでに放心状態だった、それはそうでMAIRONグループはそれほどにも有名ということなのだ……私は全く知らなかったけど……


「ちなみにどれくらい凄いにゃ?」

「私が説明しますけど……この世界中の人口合わせて大体1兆人です。その中1動画で1900億再生そして人気登録者数5000億人です……あのシュレーヌさん達でも500億回再生が限界です」


ロミの言葉に私はやっと納得する。つまりは音楽界のバケモノ……私たちが勝つにはそのバケモノを倒さないといけないということ……


「シャーリン……何か変なこと考えてない??例えば……バケモノとか?」

「にゃにゃ!!?」


私はミシュに思っていることをズバリ言い当てられ慌てて両手を振る……が顔には出ていたらしく周りからわら声が漏れる


「まぁ……私達も想定外だったけどね~レインが優秀だったからだよ」

「そうなの??」

「そんなこと……ないけど……それなら……マカさんの方が……」


当のレイン本人は恥ずかしいのか俯いている、どうやらレインもここまで大きくなるとは思っていなかったらしく、有名になったのは10本目の動画を乗せたとき、その動画が初めて1億回再生されたようで……そこからほかの動画も評価され始め一気に1900億回再生されたらしいのだ。


「レインさんは、私たちの基本作曲者ですから、私たちは楽譜通り演奏するだけです」

「でもみんなが……いなかったら……作れませんでした……から……」

「あの有名曲の作曲者でもあり……放送部門全国優勝??凄すぎですわ~」


スライの一言に皆目を合わせる……そう……何かを忘れている気がしたのだ。


「「「「動画鑑賞!!!」」」」


そう気づいたらもう解散時刻になっていたのだ、どうやらかなり長い事話し込んでいたようで、慌てて寮に戻る。


「全く結局私たちは何のために教室で居残りしたの?」

「ごめんにゃ……フラン……」

「別にシャーリンさんが悪いとは言いませんが……相手の迷惑も考えてあげてください。あれだけ聞かれたらいやなことも答えないといけない雰囲気が出てきます」

「気を付けるにゃ……」


私はフランに頭を下ゲルとそのままパソコンを持ってミシュとスライのいる部屋に向かう。

中にはもうエリとロミが先に来ており、机の周りに座っていた。


「本当に私達で見るにゃ?」

「う~ん……やっぱり全員で見たいよねぇ……」

「一応明日からでもいいんだっけ?」

「にゃぁ~スケジュール組みなおすにゃ!明日鑑賞の明後日あさってに投稿!そこから……本格的にMV撮影……調整……集計……」

「考えるだけで頭が痛いですわ~」

「とりあえず今日は寝ましょうか……」

「そうだにゃ!また明日皆に見せるにゃ、私達だけ先に見たら不公平だにゃ」

「でも本当にナレーション大丈夫なのかな……?結構話すのしんどそうだったけど……」


ミシュが悩むような表情をする。

確かに私もレインの話し方的には結構怪しいとは思っていたのだが……全国大会は本当だろうとは思う、ということは本当にうまいとは思うのだが……本当に想像が出来なかった。


「まぁそれは明日聞けばいい事では?私は先にお休みしますね」

「私もそろそろお休みしますわ!失礼しますわ」

「じゃあまた明日にゃミシュさん!スライさん!」


ロミとエリが部屋に戻っていく……ということで私も続いて寝ることする、

今日のMAIRONの知識と言い、この世界にもずいぶんと馴染んできたと思う私だった。

本当にこの話でCMを見る予定でした……少し即興で考えた間話を入れました。ということで次回!CMをみるので完成した様子をお楽しみににゃ~

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