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猫の私は異世界に行きましにゃー  作者: 蜂鳥タイト
第1章・第1部 ライブ編
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外伝 3ー3-1話 全員で鬼ごっこです(前編・ロミ視点)


 「どこに行きましょうか……」


私はとりあえず軽く走りながら回りを見渡すと奥に何やら大きな公園が見えてきた。

その公園は昔のレース場であり、今ではいろんな遊具が周りにある公園となっていた。もちろん走る場所もちゃんとありこの場所のみ一般開放しているのだ。

この合宿中は私たちの貸し切りの為一般開放していないのだが……


「ここ良いですね!ここにとりあえずミッション来るまで待機しましょうか……」


私は中に入っていく……公園と言ってもかなり広い……ブランコがありジャングルジム……さらには大きな山から下りてくる超巨大なローラースライダーもあるのだ。


(令嬢たるゆえ……私は自由をそこまで手に入れられなかった……だからこそこの公園は……)


「最高ですね!!では制覇しますよ!!」


ということで私は鬼おごっこ中ということも忘れ色んな遊具やアスレチックを楽しんだ。さらに山に登りながらアスレチックをするものもあるそうで全部で200種類あるとのことだった


「初めは……ブランコから……なるほど……あそこに飛び移らないといけないのね……」


私はブランコを立ちながら漕いでいく……


そう目の前に壁には、上にちょうど乗れるほどの平地がある。

ブランコを最大限に漕いで飛び移ればちょうど乗れる距離間ではあった……が下にはマットは敷かれていないため落ちたら怪我をするのはほぼ確定だろう……と私は思った。


「舐めないでくださいね!!私!隠れて家の突起を使って地面につかずに生活したこと1日ですがありますからね!!200種類何のその!」


と軽々私はブランコからジャンプし飛び移る……があまりにもブランコの勢いが強かったのか危うく落ちるところで、上半身が乗り出し停止する。


「危なかったですね……さすがにやり過ぎましたか……次は……ええ……」


次は右側に大小さまざまな丸太が等間隔で並べられていた。


「えい!や!」


私は掛け声に合わせて飛び移っていく……正直足場は両足をくっつけてぎりぎりだった。


「さすが最難関アスレチックですね……一歩間違えたら落ちますよこれ……」


気付いたらもう10Mほどの高さまで来ていた……


「ラストです!や!ほ!」


私は最後をの板に移りそのまま奥の休憩地へ飛び移った。どうやらここから左側に揺れる床が続いておりここから山のアスレチックに入っていくようだった。正直ここまででかなりの時間を要しておりもう30分くらい経過した……運がいいのは子のk上演自体山にある設定の為上空からは木でよく見えず地上からもいまだに誰も来ていないのだ。

正直今私のいる場所は壁が多いため飛び移った側とこれから進む橋側からしか確認できないのだ。


「ここから橋を突っ切ります!!とりゃりゃりゃ!!」


と私は揺れる橋を走って突き抜こうとするが……かなりここから山まで長さがあり、かつ少しづつ上っているのだ……それにより……


「はぁ……はぁ……まさかの登りだとは……しかも揺れる橋……しんどいですね……足が痛いです」


手すりはあるために私は手すりにもたれかける……そう、揺れる橋は踏ん張るパワーと登りを長いこと歩くスタミナが必要なのだ。

私は走って進もうとしてしまったため、半分でスタミナとパワーを使い切ったのだ……


「ちょっとここで休憩しましょう……」


この橋は周りが壁になっておりもたれかけることが出来るようになっていた……上には木々の葉そして風により揺れる橋……


「さあ……行きますか……」


ということで私はゆっくりと進んでいった……そうして30分ほどかかり渡り切ったのだ。


「ふあああ!ちょうど鬼ごっこも休憩時間!!疲れました……まさかアスレチックでこんなに苦戦するとは……しかもここからやっと山のアスレチックに……ですね……距離は……約10KMですか……ふう……」


私のスタミナはもうほとんど底を尽きかけていた、あの時調子に乗って走ったツケが回ってきたのだ……この橋は無意識でかなりの体力を消耗する仕組みになっていたようで……私は初めてこのアスレチックをしたためにペース配分を間違えてしまったのだ。

この休憩場所は崖の上にあるためさすがのピョリンでもジャンプでは届かず山に入ったため上からも見つけづらくなった。正直ここからは私自身の戦い……そう思うのだった。


「第4のアスレチックは……なるほど……いろんな木を潜り抜ければいいのですわね!」


そう次のアスレチックは前が見えないほど無数の木が折り重なっているアスレチックだった・上から行ってもいいし潜り抜けて通ってもいいらしい……が私は1つ気がかりなことがあった。それは……


「短いですが……かなりの急坂ですね……本当に」


そうゴールは見えているがかなりの急坂になっており、そこを潜り抜けないといけないのだ。


「行きます!!」


ということで私はどんどんとくぐり始める……少し休憩したため、ここはかなり楽にクリアすることが出来た。


私はとりあえずこのようなアスレチックを少しづつクリアしようやく99種類の所……山の中腹付近までやってきた。


「100種類目です!!はぁ……はぁ……」


私は膝を叩きながら前のアトラクションを見る……次は宙に浮いている10個の木をひもを持ち、木の上を歩いて進んでいくというものだった……

そうしてなんと前の休憩所には弁当とケースが置いてありこれが、放送の時言っていたミッションだということが分かる。


「とりあえず……はぁ……はぁ……行きます……ふう……」


私は力いっぱい紐を掴み木に足を乗せる……足の裏と腕がパンパンに膨れ上がる……かなり筋力を使うのだ。


(この先は美味しい弁当です!!気持ちでは負けません!!)


「うわああ!」


私は1個ずつ丁寧にクリアしていき……ついに休憩所の床に足を付けることが出来たのだった。

休憩所に着いた時、私はもうその場で倒れこみガッツポーズをする。


「やりました!!!半分クリアです!!」


ということでまずはキャッシュケースを開く……どうやら網が出る鉄砲らしい……一通り使い方を見ると弁当を開ける……


「おいしそうです!!今は……あ~時計も置いてくださったのですね……え~ここまででもう4時間もたったのですね……まぁあと5分で昼休憩ですし今回はこれで休みましょう……」


ということで私は今から昼休憩終わるまでとりあえず、この中間休憩地点で休むことにしたのだった。

今まで鬼は来ておらず安全だと気付いたのだ。

私は気づいていなかった、このアスレチックは本来、ピョリンさんなどの障害物レース用の訓練場だったことに……つまりは……陸上レースには不向きのアスレチックだったのだ。

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