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猫の私は異世界に行きましにゃー  作者: 蜂鳥タイト
第1章・第1部 ライブ編
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93話 学園に帰るにゃー


私たちは【シマ×シマ】と別れ、ひとまず帰るために運搬車に向かっていく。

一緒に歩いてきているセレナは、もちろん、私たちに憧れてこのスラチオ学園までやってきたということで、かなり嬉しそうに歩いている。

本来は途中転校するためには、かなり大変らしいのだが、なんとか了承を得て途中転校できるようになったらしい。


「これが、みんなの運搬車!?すごく大きいね!」


まぁ私たちの運搬車を見ての反応はやはりそうなるだろう……

確かに【シマ×シマ】の皆さんもかなり大きい運搬車だったのだが、やはりこちらの方が圧倒的に大きい。


「それじゃあ来た道を引き返すにゃよ~」

「了解ですわ!」

「分かりました」

「はーい!」

「戻りますわ~」

「スラチオ学園とっても楽しみ!!」

「そもそもだけどさ、新しいグループ寮出来てるの?もしも今帰って寮が完成していなかったらどうする予定なんです?」

「完成予定は今日でしたわよね?」

「多分完成してるとは思いますよ。あのシュレーヌさんが嘘をつくはずありません」


そう、シュレーヌはこのサイマージュソープの女王……

つまりそう簡単に嘘は付けないと私たちは勝手に思っている。

ということで私は運搬車を出発させ、そのまま来た持ちを引き返す。

引き返すということはもちろん海を渡る必要があるというわけで……


「凄い!?変形した!!しかも海に浮いてるし!何この運搬車!」


ひたすら初見の素晴らしい反応を連発してくれている。

セレナさんが来てくれたのは、結構、暇つぶしなどにいいのかもしれない。

正直今回、この温泉旅館に行くまでが、かなり長く感じていたからだ。


「今回は私が変わりますよ」

「フラン、別にいいにゃよ?私が運転していくにゃよ!」

「自分の体の事もっと心配した方が良いんじゃない?みんな向こうの部屋でくつろいでるから」

「まぁ、フランが良いっていうにゃら……」


私はフランの言葉に甘えるようにして、運転席から降りる。

その時、目がぐらぐらしたかと思えばその場で倒れてしまう。

どうやらそうとう疲れがたまっていたようで、ものすごく眠気に襲われる。


「ミシュ、シャーリンを隣のベッドで寝かせなさい。この運搬車は私が運転しますから」

「この匂い……睡眠薬飲ましたの!?」

「そうでもしないとシャーリン寝ないでしょう、運転は私がここに来るまでの間に記憶しましたから」


そういうと気軽な操作で、運搬車を運転する。

海の上は結構難しいのだが、そんな難しさも何のそののようにハンドルとアクセルブレーキを操作していく。

そうして結局、帰りの運転はスラチオ学園まで、フランが運転してくれたのだった。


「これが私たちの寮にゃ……?」

「かなり大きいですわ!」

「そうだろう?君たちの運搬車は巨大だからな、このくらいの大きな寮になってしまった」


シュレーヌさんもどうやら満足そうな顔をしている。

それはそうだろう、どうやら全部自分で設計して寮を作ったらしいので、それが褒められるとなると、私でもかなり嬉しい。

どうやら構造的には私たちの運搬車が入るほどの車庫が付いており、2階と3階に住むスペースが分かれているらしい。


「ねぇ!ねぇ!早く入ろうよ!」

「セレナはこれから生徒会室に来なさい。話がある」

「え~!女王様に怒られるー!」

「ここでは生徒会長だ」

「きゃー!」


とセレナがシュレーヌに手を引っ張られ歩いて行った。

まぁ私たちも初め生徒会長に挨拶したので、なんとなくわかるのだが……。


「でもセレナってレースできないよね?」

「確かにミシュの言う通りにゃ」

表彰祭ワインドパレードの事忘れてますわ~」

「それがあった!!」

「とりあえず寮の中見ますわ~」


ということで、私たちは寮の中に入っていく。

中と言っても、かなり高い位置にあるため、かなり階段を上らないといけないのがネックではあるのだけど……

そう考えると、やはりこの運搬車の魔力式エレベーターはかなり凄いシステムなんだろう。


「部屋はどうやら2階と3階があるらしいにゃ」

「上の方が広いから4人部屋でいいんじゃない?」

「じゃあロミとエリ、ミシュとスライが4階。私とシャーリンとセレナは3人部屋にするから」

「不公平じゃありませんこと!?」

「私が一緒で何か不安でもあるのですか??エリ??あの時助けてあげましたよね??」

「そ……それはですわね……」

「私たちは全然いいですわ~」

「私は大歓迎だよ!フランありがとう!」


ということで、2階を私・フラン・セレナ。

3階をエリ・ロミ・ミシュ・スライ。

という基本は部屋と同じチームメンバーになったのだった。

なかなか3階のメンバーが心配ではあるのだけど……

特にエリとロミ……いつでも喧嘩をしているイメージがあるからだ。

2人部屋の時はそこまで発展はしなかったのだが、今回新たにスライとミシュが同室となるため、どうなるのか分からない状態の為だ。

本来私とフランがロミとエリに行かないといけないのだが。


(フランなら絶対嫌って言いそうにゃ……)


そうして私たちは新たなライブ【ランビスライブ】に向けてトレーニングをすることになるのだった。


シャーリン:今回はライブのトレーニングっていつしてるの?という恐らく考えられる疑問について解説していくにゃ!解説のフラン!よろしくにゃ!


解説フラン:なんか……解説ってついてるけど……てか何で私?


シャーリン: ほらほら早く言うにゃよ!!


解説フラン: はいはい。えっと~基本私たちはレースメインのトレーニングをしています。

なので、ライブのトレーニングは練習終わりの寮か、練習始まる前の朝にトレーニングをしています。

これでいいでしょ?


シャーリン: 完璧にゃ!それじゃあフラン合わせるにゃよ!今後とも【猫の私は異世界に行きましにゃー】を


シャーリン: よろしくにゃー!


解説フラン よろしく

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