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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第九話 甘えることと頼ること
90/165

どっちもどっち

魔法(まほう)上手(うま)くなった。(さき)(はじ)めた(わたし)よりずっと」

 ポーリャは(すこ)(くち)をとがらせて(はな)す。

「でも、リンちゃんは頑張(がんば)りすぎ」

 やや()()いて、()(くわ)えるポーリャ。

()ているこっちが、ハラハラする」

 ポーリャは(さび)しそうに、また(すこ)(かな)しげに言葉(ことば)(つむ)ぐ。

「そうなの……?」

「うん」

「そっか。そうなのか。ポーちゃんも(なや)んでいるのね」

 リンちゃんは(あか)るい笑顔(えがお)()せ、ポーリャにこたえた。

「それで()い。リンちゃんの笑顔(えがお)は、いつも元気(げんき)をくれるから」

「ポーちゃんといると、(わたし)元気(げんき)になれるよ」

 リンちゃんとポーりゃは向()()い、同時(どうじ)(くち)(ひら)いた。

「ありがとう」

 (おな)言葉(ことば)(おな)じタイミングで。それが(いき)ぴったりすぎて、二人(ふたり)わらいあう。

 その(こえ)のせいなのか、もう一人(ひとり)図書としょ委員いいんきたおとがした。


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