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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第九話 甘えることと頼ること
89/165

心音

「……(わたし)一人(ひとり)でやりたかった」

「?」

「ポーちゃんや朝霧(あさぎり)さんはいろいろできるしいろんなことっているし。(わたし)だけが

()(のこ)された()がして。だから一人(ひとり)だけで自分(じぶん)(ちから)だけでやりたかったの」

 一息(ひといき)にまくし()てるリンちゃん。

 そんなリンちゃんをポーリャは()()せた。

「ポーちゃ――」

心臓(しんぞう)(おと)には(ひと)()()かせる効果(こうか)があるって(かあ)さんが」

 (おな)じことを(はは)から()いたことがあるリンちゃんは、ゆっくりと(ひとみ)()じた。

 ポーリャの心臓(しんぞう)(おと)()く。

 リンちゃんもしばらくの(あいだ)、ポーリャに()きしめられていた。

「うん。ありがとうポーちゃん」

「どういたしまして」

 いつものリンちゃんに(もど)ったと(かん)じたポーリャは、()きしめを()え、(はな)す。

(わたし)にもリンちゃんに()いつきたい気持(きも)ちは、あるよ」

「ポーちゃんが?(わたし)に?」


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