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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第九話 甘えることと頼ること
87/165

運んだ先で

(どうやって(ほん)(もど)そう……)

 リンちゃんは本棚(もんだな)についた(あと)で、途方(とほう)()れた。

(だい)とかあればなあ)

 周囲(しゅうい)見渡(みわ)してもステップがあり、その(ちか)くには勉強(べんきょう)している(ひと)がいる。

(どこか()けるところ()けるところ――)

 (きゅう)(ほん)(おも)くなる。

(もう魔法(まほう)()れちゃったの?)

 リンちゃんは()(あし)(ちから)()れ、(ふる)えながら()(つづ)ける。

 その(ふる)えは()れとなり、(ほん)(つた)わっていく。

 バランスを()ろうと(からだ)(うご)かしてみるものの、()れはますますひどくなる。

 リンちゃんが(こえ)()げようとすると、(ちい)さな(こえ)呪文(じゅもん)()こえた。


――クマよ、クマ、クマ、クマの(かみ)

  ひっそり(うご)く、ときみたく

  (しず)かにさせて、この場所(ばしょ)



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