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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第九話 甘えることと頼ること
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頑張ろう

 リンちゃんは(つえ)()()して魔法(まほう)となえる。


――音色(ねいろ)よ、音色(ねいろ)(おと)(いろ)

  どんどん(ほん)を、(はこ)ばせて

  (ちから)()して、(すこ)しだけ。


 リンちゃんは図書(としょ)準備室(じゅんびしつ)()て、また(ほん)(やま)()かう。

図書室(としょしつ)(わたし)だけだったら、(ほん)かせて次々(つぎつぎ)(かた)づけられるんだけどな……)

 魔法(まほう)内緒(ないしょ)()づかれたら大騒(おおさわ)ぎになる。

 だからこそ、リンちゃんはこっそり魔法(まほう)使(つか)い、(はこ)んでいこうと(かんが)えた。

 リンちゃんが(ほん)()()ると、軽々(かるがる)()()がる。

(これなら(はこ)べる。(おと)動作(どうさ)(あわ)わせると上手(うま)くいくのかな)

 リンちゃんは(ほん)一山(ひとやま)()()げる。

 (ほん)(かべ)のように視界(しかい)(さえぎ)った。

頑張(がんば)ろう。自分(じぶん)(ちから)だけでやり()くって、()めたんだもん)

 リンちゃんはゆっくりと(ほん)(はこ)んでいく。


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