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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第九話 甘えることと頼ること
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図書委員のお仕事

(ほん)()りたいんですが、手続(てつづ)きをお(ねが)いできますか」

 夢中(むちゅう)(ほん)()んでいたリンちゃんは、本来(ほんらい)仕事(しごと)(おも)()す。

「お()たせしました。()()しカードに記入(きにゅう)をお(ねが)いします」

 その(ひと)手慣(てな)れた(かん)じにペンを(はし)らせる。

三年生(さんねんせい)だ……わたしよりずっと大人おとなっぽい)

 二年後(にねんご)自分(じぶん)もこんな(かん)じなのだろうか、とぽーっと()ていた。

「はい。では、()()期間(きかん)は、二週間(にしゅうかん)になります。それ以上(いじょう)()りたい場合(ばあい)は、

もう一度(いちど)手続(てつづ)きに、()ていただけるよう、お(ねが)いします」

 リンちゃんは図書委員(としょいいん)先生(せんせい)から()われたことを、たどたどしく(はな)す。

「ありがとう。ちょっとずつ()れていってね」

 上級生(じょうきゅうせい)からの言葉(ことば)(あか)くなった(かお)で、その背中(せなか)見送(みおく)るリンちゃん。

(わたし)もあんな先輩(せんぱい)になりたいな……って仕事(しごと)仕事(しごと)

 図書委員としょいいんはもう一人ひとりいて、返却へんきゃくされたほんをもとの場所ばしょもどしている。

 リンちゃんは気合きあいれなおす。

 返却へんきゃくされた(ほん)種類(しゅるい)ごとに(なら)べておいた。

 ()()しカードの日付(ひづけ)をチェックする。


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