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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第八話 大人と子供の境目で
72/165

ぐずついた空模様

 そう約束(やくそく)して朝霧(あさぎり)生活(せいかつ)委員会(いいんかい)へ、リンちゃんとポーリャはマジック研究会(けんきゅうかい)()かう。


     *     *     *     *     *


 部活(ぶかつ)()わり、帰宅(きたく)してテレビをつけると、天気予報(てんきよほう)がやっていた。

『しばらくはぐずついた空模様(そらもよう)となるでしょう』

(かさ)必要(ひつよう)になりますので、防寒(ぼうかん)対策(たいさく)はしっかりしていきたいですね』

 天気予報(てんきよほう)ひととアナウンサーの会話(かいわ)にリンちゃんはガーンとショックを()ける。

「せっかく約束(やくそく)したのに……」

花冷(はなび)えね。今年ことしさくらあめってしまいそう」

「そういうときもあるさ。天気てんきばかりはお天道様てんとうさまうとおりだからね」

 食事(しょくじ)()え、リンちゃんはふらふらした足取(あしど)りで、後片付(あとかたづ)けを(はじ)める。

 食器(しょっき)()からツルッと(すべ)り、ステンレスの(なが)(だい)(うえ)()ちる。

写生大会(しゃせいたいかい)部活(ぶかつ)(つか)れちゃった?今日(きょう)はもう部屋(へや)で|休んで()いわよ」

「……はい、ありがとう。お(かあ)さん」

 ()(こころ)(つか)れていたリンちゃんは、(はは)言葉(ことば)(あま)え、部屋(へや)()かう。


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