表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第七話 絵画を染める音の色
70/165

絵をかいてますか?

 どう()おうか、必死(ひっし)(かんが)えるリンちゃん。

下書(したがき)きがわったので、いろいろいてみようと(おも)いまして」

 朝霧(あさぎり)がスケッチブックを先生(せんせい)()せて、(こた)える。

やわらかいものや光沢(こうたく)があるものを()きたくなりまして、二人(ふたり)にお(ねが)いを」

「なるほど」

 先生(せんせい)言葉(ことば)に、朝霧(あさぎり)(つづ)ける。

「こういうものを()くのなら、どういうものをイメージすれば、()いでしょうか?」

「そうだね……(たと)えば王子様(おうじさま)お姫様(ひめさま)()いと(おも)うよ」

 先生(せんせい)(こた)える。

(かんむり)やネックレス、指輪(ゆびわ)宝石(ほうせき)光沢(こうたく)があるし、ドレスや服装(ふくそう)(やわ)らかいよ。

カーテンとカーテンレール、タオルと物干(ものほ)しざおなども()いよ」

「ありがとうございます。先生(せんせい)

 おれい朝霧あさぎり

「ただ、こういうことをやるまえには、一言ひとことほしかったかな」

 先生せんせいはそう一言ひとことおいて、さらにくわえる。

「だから、これらは没収ぼっしゅうします。放課後ほうかご職員室しょくいんしつりにてください」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ