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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第七話 絵画を染める音の色
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春の音

「リンちゃんは、どうしてここに()たんだい?」

季節(きせつ)(はる)なのに(くさ)()()弱々(よわよわ)しく(かん)じるの。だから()こしに()たの」

(いま)(ふゆ)だろう。大雪(おおゆき)があったからね」

「あれは……その」

 リンちゃんは(くち)ごもる。

ゆきりょうからして、いままでが小春日和こはるびよりだったのだろうね」

 リンちゃんは覚悟かくごめて、本当ほんとうのことをくちにする。

「あのゆきわたし魔法まほうらせちゃったの!いまはもうはるなのよ!」

「なら、(いま)季節(きせつ)(おし)えておくれ。春一番(はるいちばん)(かん)(もど)り、季節(きせつ)魔法(まほう)()せとくれ」

(はる)(おと)……(はる)(おと)……なにかあったかな)

 タマノさんの視線(しせん)言葉(ことば)に、リンちゃんは緊張(きんちょう)し、(あたま)(なか)がパニックになる。

 そんな中リンちゃんの耳に、ポーリャの(こえ)()こえた。


――クマよ、クマ、クマ、クマの(かみ)

  (ねむ)っていたら ()きてきて

  のしりのしりと こっち()

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