表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第一話 不思議なことに会いました。
6/165

綿毛の案内

 リンちゃんがよく()ると、(ひか)っているのはタンポポの綿毛(わたげ)だった。

「どうしてタンポポが(ひか)っているの?」

 ふしぎに(かん)じていると、(かぜ)()き、綿毛(わたげ)はゆっくりと(なが)される。

 (かぜ)(もり)()()(ゆら)らす(なか)、リンちゃんは()いかけた。

 ポーリャといたときは、歓迎(かんげい)しているように()こえた(もり)(おと)が、一人(ひとり)(いま)では、

(こわ)がらせているように、リンちゃんには()こえた。


出口(でぐち)だ」

 薄暗(うすぐら)(もり)から(そと)()ると、太陽(たいよう)(ひかり)(あか)るく()らされた花畑(はなばたけ)が、リンちゃんの

()()()んできた。

奇麗(きれい)……こんな場所(ばしょ)があるなんて……」

 リンちゃんは視線(しせん)(おろ)し、周囲(しゅうい)見渡(みたわ)す。

 (みち)()つけたリンちゃんは、視線(しせん)(もど)すと、(ひと)がいることに()づく。

 (さき)()(まが)がった。つばのあるとんがり帽子(ぼうし)(かぶ)り、コートを()て、スカートをはいた

女性(じょせい)がいる。

 魔女(まじょ)(おも)わせるその(ひと)(かお)に、リンちゃんは見覚(みおぼ)えがあった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ