表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第五話 魔法でつくるぬいぐるみ
46/165

変わろうとする記念日

「なら、一息(ひといき)()れましょうか」

 お(ちゃ)(くち)(ふく)むと、ほのかな甘味(あまみ)がする。

「ねえ、ポーちゃん。(いそ)ぐと危険(きけん)っていうのは廊下(ろうか)階段(かいだん)とか一緒(いっしょ)なの?」

 お(ちゃ)(かお)りと(あじ)(たの)しみつつ、リンちゃんはポーリャに()いかけた。

「それもある」

 ポーリャは(こた)える。

()わるなら、ゆっくり時間(じかん)をかけて」

 (すこ)()をおいて、またポーリャが(くち)(ひら)く。

(いそ)ぐと、反発(はんぱつ)されるって、(とう)さんが」

「さっきみたいに、ね」

 姫野先生(ひめのせんせい)言葉(ことば)に、考えながら話すポーリャはコクリと(くび)(たて)()る。

「いつかできれば()いの。明日(あした)でも一週間後(いっしゅうかん)でも、じっくりと時間(じかん)をかけてでも、

()わっていけたら()いよね。大切(たいせつ)なのは、()わろうとし(つづ)けることだからね」

 (やさ)しい()口調(くちょう)(はな)姫野先生(ひめのせんせい)は、リンちゃんは()わっていこうと決意(けつい)する。

 ふとリンちゃんがポーリャを()ると、ポーリャも(おな)(かお)をしていた。

今日(きょう)()わろうとする記念日(きねんび)だね。(おも)()魔法(まほう)でぬいぐるみを(つく)ってみる?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ