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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
 第四話 雪が降る日とポーちゃんと
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吹いた風

 その直後(ちょくご)朝霧(あさぎり)姿(すがた)()えた。(あし)でも(すべ)らせたのだろうか。

 さらにその(うえ)()から(ゆき)()ち、雪山(ゆきやま)()もれる。

 リンちゃんは(たす)けようと(ゆき)校庭(こうてい)(はしり)()す。

 (ゆき)(あし)がはまる。リンちゃんの(ひざ)以上(いじょう)(ゆき)()もっていた。

 それでも、ただひたすらに(まえ)(すすもう)もうとするリンちゃん。

(はや)()くんだ!(わたし)のせいだから……(わたし)(ゆき)なんて()らせたから!)

 気持(きも)ちばかりが(あせ)るリンちゃん。

 (つぎ)瞬間(しゅんかん)(かぜ)()いた。ごおっと(つよ)(かぜ)がリンちゃんの(うし)ろから()ける。

 リンちゃんは(うし)ろを()()き、すぐさま(まえ)()く。

「ポーちゃん……?」

 雪山(ゆきやま)(とお)()ぎたポーリャは少し()(かえ)し、()もれた朝霧(あさぎり)(たす)()す。

 ポーリャはリンちゃんも(かつ)ぐと、(わた)廊下(ろうか)まで(はこ)ぶ。

朝霧(あさぎり)さん気絶(きぜつ)(ちゅう)保健室(ほけんしつ)(はこ)ぼう」

「あ、うん……ポーちゃんも魔女(まじょ)だったの?」

「うん」

 リンちゃんの質問(しつもん)に、淡々(たんたん)(こた)えるポーリャ。


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