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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
 第四話 雪が降る日とポーちゃんと
33/165

心の音色

「ちょっと()ってくるね、ポーちゃん」

 学校(がっこう)()くと、リンちゃんは一目散(いちもくさん)(かく)れやすそうな場所(ばしょ)()かう。

 リンちゃんは周囲(しゅうい)確認(かくにん)して、(つえ)をケースから()()すと、呪文(じゅもん)(とな)える。


――音色(ねいろ)よ、音色ねいろ(おと)(いろ)

  はらはらと()う、雪景色(ゆきげしき)

  ()もってみせて、雪模様(ゆきもよう)


 呪文(じゅもん)(とな)()え、リンちゃんが青空(あおぞら)()ると、(くも)(なが)れてきた。

 (くも)太陽(たいよう)(おお)うと、(ゆき)本格的(ほんかくてき)()()した。

(やった。成功(せいこう)(おも)()かんだ(こころ)(おと)(かな)でるようにやると、うまく()くのね)

「リンちゃん」

 リンちゃんが(よろこ)んでいると、ポーリャの(こえ)(うし)ろから(ひび)き、ビクッと()()く。

「ポ、ポーちゃん!」

「リンちゃんは迷子(まいご)になりやすい」

 それはポーちゃんでしょ、と(くち)(ひら)きかけ、リンちゃんは言葉(ことば)をのみこんだ。


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