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しばらくお休み?
「親孝行しようかなって思ってさ。研究会は休止になっちゃうわね」
「ほかの先生方は忙しいんですの?」
「会がつくのは自主参加だから、中々ね……戻ったら再開するし、安心して」
「それで僕たちは、どうなりますか?」
「再開まで別の部や会に所属してね。気に入ったら、そこで続けても良いよ」
「わかりました」
マリーは、頭を下げ、時計を見ると、挨拶とともに研究会を出ていく。
「忙しいんだね、マリー君」
「そんな中、来てくれてありがとうだね」
リンちゃんの言葉に姫野先生は返す。
「それでリンちゃんとポーリャちゃんはマジック、どうする?」
マリー君が帰ったのを確認して、姫野先生は話題を変える。
「続けたい…………」
口ごもるポーリャ。
リンちゃんも同じ想いだった。