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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
最終話 バトンを受け継ぐ、そのために
151/165

期待していますよ

最終話(さいしゅうわ) バトンを(つな)ぐ、そのために



 ()(かたむ)いていく(なか)、リンちゃんたちは環簪花(たまのかんざし)中学校(ちゅうがっこう)(もど)る。

 アンコールが長引(ながび)き、予定時間(よていじかん)大幅(おおはば)()ぎていた。

今回(こんかい)失敗(しっぱい)次回じかいかしてください。こちらからは以上(いじょう)です」

 それだけを()げる教頭先生(きょうとうせんせい)に、リンちゃんは拍子ひょうしけしてしまう。

「どうかしましたか、清白(すずしろ)さん」

予定(よてい)より(おく)れちゃったし、大切たいせつ(つえ)なのにジャグリングしちゃうし――」

時間内(じかんない)()えることも大切(たいせつ)です。同様(どうよう)時間(じかん)(わす)熱中(ねっちゅう)することも大切(たいせつ)

個人的(こじんてき)には(おも)います」

 リンちゃんの言葉(ことば)教頭先生(きょうとうせんせい)(こた)え、校舎(こうしゃ)()かうため、(きびす)(かえ)す。

「じゃあ(わたし)はマジック研究会(けんきゅうかい)にいても()いんですか?」

「いいも(なに)も。観客(かんきゃく)(たの)しんでもらうのがマジックでしょうに」

 夕日(ゆうひ)()かって(ある)く、教頭先生(きょうとうせんせい)片手(かたて)をあげて、くだけた表現(ひょうげん)(はな)す。

期待(きたい)してますよ」


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