表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第十三話 忘れたものはどこですか
128/165

月と影と

 月明(つきあ)かりが()らす廊下(ろうか)(かべ)うつるのかげみっつ。

「イヌ!」

「カニ!」

「キツネ!」

 ひきつった(かお)影絵(かげえ)をするリンちゃんを、(たの)しそうにみるポーリャ。

「トリとかアヒルとかカタツムリもありましたっけ」

 (かげ)()ながら(こた)える朝霧(あさぎり)

 影絵(かげえ)とともに(ある)いていくと、掲示板(けいじばん)校内新聞(こうないしんぶん)(ひかり)()す。

「これ菫山君(すみれやまくん)(つく)ったやつだよね」

「そう()いた。写真(しゃしん)コンテストもある」

来年(らいねん)応募(おうぼ)しようよ」

()たら、応募(おうぼ)しますわね」

 (たの)しそうなポーリャとリンちゃんとは対照的(たいしょうてき)に、朝霧(あさぎり)普段通(ふだんどお)りに(はな)す。

朝霧(あさぎり)ちゃん?」

約束(やくそく)をしても()しで、(やぶ)ってしまいますから」

 朝霧(あさぎり)口調(くちょう)(なか)に、わびしさが()じっていると、リンちゃんは(かん)じた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ