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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第十二話 約束された広場にて
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雨上がりに

――春夏秋冬しゅんかしゅうとう(はる)()

  《さき》ほどまでの、どしゃぶりを

  春雷(しゅんらい)または、催花雨(さいかう)

  もしも()うなら、養花雨(ようかう)

  ()えておくれと、(ねが)います


 (とな)()えると、朝霧(あさぎり)(つえ)自動販売機(じどうはんばいき)(おく)()ける。

 そこには()があった。

 大木(たいぼく)悠然(ゆうぜん)(たたず)んでいる。


 ゆっくりとクルミちゃんの姿(すがた)透明(とうめい)になり、()えていく。

「クルミの木《き》も(あそ)びたかったんでしょうね」

「え?まさかクルミちゃんは()妖精(ようせい)だったの?」

 ()(かえ)すリンちゃんに、朝霧(あさぎり)(たの)しそうな笑顔(えがお)()せ、(こた)える。

「と(おも)いますわ。さあ、和菓子屋(わがしや)さんに(いそ)きぎましょう。また(あめ)()りますわ」

 (かさ)()じる朝霧(あさぎり)とポーリャにリンちゃんも(つづ)き、(なに)注文(ちゅうもん)しようかと()()う。


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