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約束
「………………」
朝霧は押し黙るポーリャとリンちゃんに、会釈して委員会に向かおうとした。
「あ、待って朝霧ちゃん。ポーちゃんも。今度の日曜にお城の広場にある花畑を
見に行くけど、一緒にどうかな？」
「良いよ」
「私も土曜以外なら、大丈夫ですわ」
土曜は乗馬クラブがあると言って朝霧は、委員会へ向かっていった。
「私たちも行こう」
やる気に満ちた目でリンちゃんの手を取るポーリャ。
「うん。今日も頑張ろうね！」
ポーリャと一緒にマジック研究会の教室へ向かうリンちゃん。
杖の魔法力が切れていたに気づくのは、教室についてからだった。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
勉強や部活や家の手伝いであっと間に、時間は過ぎ、週末になる。
