表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第十一話 積重なった日々の中
106/165

過去到来

 ()がつくと、リンちゃんは一階(いっかい)階段(かいだん)(まえ)にいた。

 (ちち)(はは)がこちらに()かって(ある)いてくる。

「あ、お(とう)さん。お(おかあ)さん」

 (ちち)(はは)は、リンちゃんを(とお)()ぎる。

 言葉(ことば)(からだ)通過(つうか)した。

()ってよ、お(とう)さん、お(かあ)さん」

 リンちゃんは(はは)(うで)()()ばす。

 その()(くう)()る。

 ()も、(かた)も、(うで)も、(あたま)も、(どう)も、(はは)(ちち)もリンちゃんのすべてがすり()けた。

「じゃあ()ってくるよ」

「お(にい)ちゃん!」

 リンちゃんは(さけ)ぶ。

「りっか……リンちゃんによろしく。たまには(かえ)ってくると()っておいて」

()をつけてね」

(お(にい)ちゃんが大学(だいがく)()くところ?……(わたし)中途半端(ちゅうとはんぱ)過去(かこ)()ちゃった?)

 りンちゃんが(あに)()ていると、ボーンという(おと)()こえ、暗闇(くらやみ)(おとず)れる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ