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音が彩る幻想を  作者: にじいろけだま
第十一話 積重なった日々の中
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浮かぶもの

 カーテンと(まど)()ける。

「きれいな(よる)――」

 (そら)かぶに満天(まんてん)(ほし)満月(まんげつ)

 きらめく夜空よぞらかがやきで、リンちゃんのこころ一気(いっき)()(わた)る。

 直後ちょくごにリンちゃんの脳裏(のうり)に浮かぶ。

 姫野先生(ひめのせんせい)った(よる)が、こと(あざ)やかに(よみが)ってきた。

使(つか)おう、魔法(まほう)を。これも練習れんしゅう

 リンちゃんは決意(けつい)する。

「もしも、魔法(まほう)がいつもみたいになったら、(あらた)めてポーちゃんたちに連絡(れんらく)しよう」

 リンちゃんは覚悟(きめた)めたかおになる。

 (まど)とカーテンを()め、(つえ)()ち、(とびら)()けるリンちゃん。

(すこ)しでも成功率(せいこうりつ)げよう。ボールやリボンに魔法(まほう)はかけられたんだし)

 リンちゃんは書斎(しょさい)()き、(とびら)()けて、そのまま(すす)む。

 廊下(ろうか)()かりを(たよ)りに書斎(しょさい)のカーテンを()け、(とびら)()める。

 そして、リンちゃんは()()()れている大時計(おおどけい)()かい()い、呪文(じゅもん)(とな)えた。


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