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翡翠少女  作者: 大神達磨
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国家●死別●アルコール

私が18になった暑い日のことだった。

その時母は亡くなった、ろくなお金が手に入らず病院で死因を確認することも、お葬式を挙げることも出来なかった。

私はどうすることもできず、何日か''死んだことに気付かないふり''をしていた。

二日ほどすると腐敗が進み異臭を放つようになった。

そんなとき、国家衛生保護管理局の局員がやって来た。

母の遺体は局員がゴミのように黒のポリ袋に放り込み部屋にアルコールを散布して帰っていった。


部屋には母の残したわずかな臭いとアルコールの臭いだけが残った。

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