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恭二とまどかのシャークマシン覚醒ーキスの記憶ー

 シャークマシンに乗っているまどかは上機嫌だ。まどか「わぁー。あの戦闘機かっこいーし。はやーい。星が綺麗。きもちいいね。恭二」

 これから戦場の前線に出ると言うのに、のんきなまどか。

これが、艦長だ・・・。

大丈夫なのか・・・この船は・・・・。

 しかし、まどかの顔が急に変わった。

そして、ハンドルを操作し、急旋回。

その後恭二に指示を出す。

まどか「左から何かくるわ。恭二、ギアあげて上に移動して・・・」

 恭二は、さっきまでの言動と態度に戸惑いつつも、

言われた通りにすると、下にレーザービームが通過した。

恭二「うぉっ。あぶねっ・・・」

間一髪レーザーを避けるシャークマシン。

その後、まどかは急に右にハンドルを回した。

恭二「なっ・・・いきなり・・・・」

すると、ミサイルが通過。

まどかは、真剣な眼差しになっていた。

恭二(なんで・・・こんなことが・・・この動き・・・敵の居場所と、攻撃を・・・先に読んでいるとしか思えない・・・)

ミサイルやレーザーが飛び交うのを、ハンドル操作と旋回を使ってかわしていくまどか。

ほぼ1人でこなしている・・・・

恭二なんで・・・こんなことが・・・

恭二は、戸惑ながら考える。あることが閃いた‼️

ユウタ「シャークマシンに乗れたのは、まどかさんは、グングニウム値が高いから・・・」

恭二(そうかっ!!グングニウム値‼️)


同じ野球をしていても、プロ野球選手になれる人となれない人がいる、勉強も、仕事も同じ、努力しても、なぜか届かない現実を憂いたこの世界。

しかし、研究者があることを発見する。

赤子のうちの血液中のグングニウム値が高い人ほど、成功する可能性高くなると言う理論だ。

看護師「おめでとうございます。」

赤子を抱く、父、母、無事に生まれてくることを泣いて喜ぶ、しかし、産婦人科医から言われた次の言葉に衝撃を受けてしまう。

 産婦人科医「まずは、無事出産できて、よかったです。しかし、この子は血液検査の結果、血液中のグングニウム値が低いことがわかりした。」

グングニウム値・・・広く浸透している言葉・・・

両親は狼狽する。グングニウム値は、IQにも相関している。低ければIQも低く、その後の発達にも影響を及ぼす。しかし、高い場合は、IQも高くなり、人並み以上に優れた人生を送れるのだ。

 この子は、それが、低い。これからの未来はどうなるのだろう。両親は心配した。

 母親「この子は、この先・・・どうなっちゃうんだろう・・・」

母親は、生まれたその子に「恭二」と言う名前をつけた。

 

 シャークマシンに乗るには、グングニウム値がある一定以上ある必要がある。グングニウム値とは、いわゆる人にどれだけの影響を与えるかを数値化したもの、いわゆるカリスマ性を数字に変えたものと言えばわかりやすいだろう。

 まどかは、世界を魅了するアイドル、グングニウム値が飛び抜けるほど高い。

 IQ300という数字がその証拠だろう。しかも、ここは、前線。どんどん洗練されていく‼️

まどか「おりゃー。べろべろばー。もういっちょおいでー。ここで、ずどーんだ。」

 口調とは違う回避能力、ハンドル捌きと戦闘機の旋回の華麗さ・・・

 一緒に乗ってる恭二はついていけてなかった。

恭二(やっぱり・・・俺は・・・ここにきても・・・)

くじけそうになる。

 まどかは、どんどん、加速していく、そんな時、

死角から見慣れぬ、

黄色い機体が・・・レーザーが一瞬で放たれる。

 眼前できづくまどか‼️もうよけられない!!

その時、恭二は何かを思い出す。


ファミレスで夕食を食べる恭二と、まどか。

倉嶋まどかは人気アイドル。帽子に、サングラス、完全防備で、周囲を気にして神経を尖らせている。

まどか「私、アイドルやめようかな・・・」

恭二「・・・え・・・・」

まどか「だって、いつも恭二とデートしても、ファンに話しかけられて楽しくないし、恭二と付き合ってることも秘密にしなくちゃいけないし・・・」

恭二「この世界に誘ったのは、俺だ。そして、君には、たくさんの人を笑顔にする力がある。」

恭二はそれを言って1枚の紙をずっとまどかの前にすっと出した。「婚姻届」と書いてあった。

恭二「これがあれば、秘密にする必要はねぇな」

まどかは、顔が赤くなり、目を見開く。

恭二「結婚しよう。まどか。」

まどか「うん。」 

2人はファミレスのテーブルでキスを交わした。


恭二「うおおおおっ!!」

 恭二の中で何かが覚醒する!!

光を放つシャークマシン!!

信じられない動きでレーザーを避けた!!


黄色い機体のパイロットが目を見開いた!!

女「向こうからは私の姿が見えるはずない。この場所からのレーザーを避けるなんて・・・あの機体になにが・・・」


 恭二とまどかのシャークマシンは2人乗り、まどかと恭二の2人はこの世界でいちばんのエネルギープロフォールが爆発したのだ。なぜか・・・。2人のときめきがそれを引き起こしたのだ・・・


まどか「恭二ありがとう。」

恭二とまどかはシャークマシンの中で再びキスを交わした。恭二とまどかが乗っているシャークマシンの快進撃はこれからも、止まらない。

 

隊長のユウタもついていけない。

ユウタ「まどかさん・・・いや艦長についていけない・・・ここにきて、前線に出たことで、覚醒して行っている・・・」


モニターにあかりが映し出される。

あかり「何やってんの!!あんた、隊長でしょ!!」

あかりのシャークマシンにレーザーが・・・それを華麗に戦闘機を改善させながら避けるあかり。

ユウタ「ああ。負けてらんねーな!!ここは戦場だー!!」

ハンドルを握る左手の薬指、そこには、婚約指輪が光っていた。あかりとの結婚式が迫っていた。

ユウタ「婚約者に励まされるとは・・・な・・・・

この前線が終わったら結婚式を挙げて幸せになる・・・なんとしてでも・・・」

決意をこめた、ハンドルを握る手、アクセルペダルを勢いよく押して、シャークマシンをユウタは加速させて行った。

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