襲いかかる・・・クルセイダーズ・・・その目的は?
ここは、クルセイダーズの敵艦の中枢だ、司令官とも取れる男が、ベッドに、寝ていた。
黒いヘルメットに、黒い首輪、黒いサングラス、全身真っ黒だ。
謎の黒い男は、ベッドに寝ている。
体には無数の電極が貼られている、その電線は全て首輪につながられていた。趣味でつけているわけではない。
男には、五感(味覚・触覚・聴覚・視覚・嗅覚)がない。これは、それを補完する装置。これがないと、物が見えないし、声も、聞こえないのだ。
医療班「点滴、交換しますね。」
黒い男は、食事を取らない。筋力は問題ない、食事能力はあるのだが・・・それを拒否している・・・。
ある日の夕食、カレーが出された。
黒い男「味が・・・しない・・・まずい・・」
苦虫を噛み潰すような顔をし、目の前のにある料理を全部床に落とした。
黒い男「もう、食事はしない。食べたくない。」
それ以降栄養は点滴で摂るようになった。
点滴棒を押しながら窓の近くに行く
外では、色々な戦艦が戦争で戦っていた。
その中物思いに耽る。
黒い男の妻「ねえねえ。カレー作ったよー。レシピ見ながら頑張ったんだー」
カレーなのに、なぜか色が紫・・・ジャガイモも焦げている、ニンジンは煮えていない・・・肉も入っていない
「ねぇ。たべてよー。頑張ったんだよー。」
黒い男は、笑いながら食べた。味は美味しくない。で
もその笑顔を裏切ることはできない男は言った。
「おいしい。ニンジン硬いけど・・こんなカレーがあってもいいよね。」
料理は、見た目でも味でもない。愛情だ。そう思ったあの食卓・・・男は忘れられない。
黒い男「ああ。あの時のカレー・・・また食べたいな。」点滴の薬液バッグを見ながら、男はつぶやいた。
窓辺を見る。色々な戦艦が戦争をしていた。
黒い男が率いる軍隊は、目的を完遂しながら、前線している。しかし、ある船だけは、その攻撃に耐えていた。
黒い男「project madokaか・・・」
そう呟きながら・・静かに男は窓辺からその戦艦を眺めた。
襲いかかるクルセイダーズを撃退したmadoka。
ようやく、一時の束の間の休息が訪れる。
まどか「あーあ。疲れちゃった。椅子にずーっと座ってるのも、疲れるのよねぇ。」
あかりは、呆れる。周りでは修理班に、オペレーターなどが必死で動いている中信じられない発言だ。
あかり「そんなこと言ってると好感度下がりますよ。」
まどか「大丈夫。私はまどかなのよ。」
まどかは、超一流アイドル。多少のわがままも許されるほどの美貌の持ち主。この気まぐれ発言もその魅力の一つなのだ。
まどか「ねぇ。いつもの持ってきてくれる?」
誰に話しかけているのかもわからない。近くの職員が答えた。
「いつもの・・・ですか・・・」
まどか「そう。いつもの・・・早く持ってきて!!」
職員は狼狽えた。いつもの・・・一体・・・何?
職員は考えながら廊下を歩いていた?すると
金髪の男が通りがかった。
恭二「これから、厨房で、クルー全員分の晩御飯の用意か・・・ったく忙しいな・・・・」
職員が、話しかけた。
職員「恭二さん。まどかさんがいつもの欲しいと言ってるのですが・・・。」
恭二「いつもの?あーあ。あれね!!千疋屋のフルーツパフェだな・・・」
職員が呆れる。この事態にフルーツパフェ・・・
恭二「俺が、作って持ってくるからいいわ。」
職員は返事をし、その場をさる。
恭二「あいつは、相変わらずだな・・・」
恭二は、とぼとぼと厨房まで、歩いた。
まどか「ちょっと‼️いつものは‼️遅いわっ‼️」
あかりが落ち着いていう。
あかり「もうちょっとでくるんじゃないの?
もしかしたら、あなたの大好きな・・・あのいつもの・・・彼が持ってきてくれるかも・・・」
まどかは顔を赤くする。
まどか「ちょっと・・・あかり・・・やめてよ‼️」
あかり「雑用係だけどね。」
まどかは、あかりと照れ隠しにじゃれつく中、ドアが開く。
恭二「聞こえてたぞ。誰が雑用だ。ほら千疋屋のフルーツパフェだ。」
お盆の上の上にあるフルーツパフェを、まどかの前に出す。
まどか「ありがとう。恭二」
まどかは喜ぶ、
まどか「恭二もたべない?」自然と誘い。恭二は隣の席に自然と座る。
あかりは呆れた、地球の非常事態にラブラブでパフェを食べるカップル。
あかり「私はお邪魔なようなので出るわ。あとは2人でごゆっくり。」
あかりは、呆れながらその場を離れる。
パフェを、たべる。まどかと見つめ合う恭二。
恭二「懐かしいな。俺が君を芸能界に誘った時も君とパフェを食べた。」
まどか「そうね。」
思いださせる。
恭二「なぁ。まどか。アイドルにならないか?
君なら絶対ブレイクする!!間違いない‼️」
情熱的に、熱くいう恭二、断ろうと思ったが、
あまりの情熱に、まどかは、断り文句で一言いった。
まどか「千疋屋のフルーツパフェ。食べ放題で。そしたら考えてあげる。」
まどかは、フルーツが大好きなのだ。
恭二「仕方ねぇな。じゃあ。一緒に食うか。」
そして、芸能界に入り、トップアイドルになり、今に至る。
まどか「あの時は艦長になるなんて、考えてなかったわ。」
恭二「ああ。人生何が起こるかわからない。」
いい感じになる。お互い見つめ合う。
自然と唇と唇が近づく、するとまたアラームが流れる。
「敵クルセイダーズ。接近中‼️今度は、6体‼️
遠距離タイプ、近距離タイプ両方来ます‼️」
まどかはまたかといらいらする!!
まどか「あーもうっ。いつもこういう時に‼️」
まどかは職務に戻る。
まどか「近距離タイプはシャークマシンで撃退‼️
遠距離は、ミサイルで迎撃して‼️」
恭二は、またも肩を落とし、厨房へ、向かう
だが頭にふと浮かんだ。
恭二(さっきから、俺とまどかがいい感じになるとクルセイダーズは、いつも攻撃してきやがる・・・)
恭二はその時気づく・・・そして独り言をつぶやく
恭二「まさかっ。クルセイダーズの目的は・・・ときめき・・・」
そんな事を呟きながら、艦内の厨房へと急ぐ恭二だった。
黒い服の男は、台座に座り、戦争の様子をただみていた。すると医療班が点滴交換をしにきた。
医療班の女「点滴・・・交換しますね・・・」
点滴袋を交換しようと近づく、黒い服の男は何気に服装を見る。スクラブはピンク色、なぜかハート模様がついていた。
黒い服の男「・・・がっ・・・」
黒い服の男は、頭を抱える・・・・
頭に浮かぶ、笑顔の女・・・・
エリカ「見て見てー。バレンタインチョコ作ったんだー。ハート型の・・・ヨシキにあげるね」
ヨシキは戸惑うハートというかもはや丸だ・・・
ヨシキ「ありがとう。不思議な形だね。」
ヨシキは食べるが美味しくない。塩と砂糖を間違えたようだ。
ヨシキ「不思議な味だね・・・」
エリカは、笑う。
エリカ「前日から寝ないで作ってよかった・・・」
現実に戻る。医療班の女に言った。
ヨシキ「そのマーク・・・ハート・・・目障りだ!!おれのまえでそれを着るんじゃねぇ!!今すぐ消えろ!!お前はクビだ!!」
ヨシキは、五感がない。そのことで愛情すらも感じられず憎むようになっていた・・・。
ヨシキ「ハート。ときめき。愛情。全て目障りだ!!駆逐する!!」
なぜか、ときめきだけ感じる神経回路だけが異常に発達していたヨシキ。今までときめきを感じた艦隊は残らず駆逐してきた・・・でもなぜか、1番ときめきを感じて1番でごわい艦隊がいた・・・
ヨシキ「project・・・madoka・・・シャークマシン・・・あの、世界一のアイドル艦長の艦隊・・・」
ヨシキは黒いサングラスとヘルメットを脱ぎ、言う。
ヨシキ「・・・エリカ・・・」
エリカの姿を追う、悲しき残骸のような目で窓の外を眺めた。