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夢心地  作者: むし
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その日、帰りのホームルームが終わったとの同時に私は夏帆がいる病院に急いで向かった。

病院につき夏帆のいる病室に行くと、夏帆の両親が泣いていた。

“嫌な予感”が当たったということだけがその状況を見てわかった。

夏帆がいるベッドに近づこうと数歩歩いたら夏帆の両親が私に気がついた。

「さくらちゃん…」と、夏帆のお母さんがどこか気まずそうに私の名前を呼び、私に目線を合わせるように膝を曲げてくれた。

そして、次に私の目を見て発した言葉は「ごめんね」だった。

どうして謝られたのかわかった気がするけど理解したくなかった。

そんなこの世の終わりみたいな顔で謝られたらまるで夏帆はもう二度と目を覚さないことに対して謝ってるみたいじゃないか。

私はそれを否定したくて謝られた意味を考えたくなくて、理解するのをやめた。しかし、頭ではそうしたくても現実はそうはいかなかった。



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