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夏帆はまだ死んでないのにドナーに出す?なぜ?どうして?死んでないのに殺すのか?それが親の所業か?一瞬でたくさんの疑問が頭の中を埋めた。
私が色々考えて納得してないのを察したのか、私を説得させるかのように「夏帆は目覚める可能性がとても低いとお医者様に言われたの。それだったらずっと眠っているんじゃなくて、誰かのところで元気に生きててほしいって思ったの。」
そんなことをして納得できるわけがなかった。どうしてそんな選択になったのか到底理解できず、苛立ち通りすぎて声にならなかったが、必死に抵抗しようと、振り絞った声で「いやです。」と震えながら、相手を睨みつけながら言った。
その行動に夏帆の両親は怒るのではなく、私を抱きしめて「ごめんなさい。でももう決めたことなの。あの子仲良くしてくれありがとう。」と泣きながら言った。
そして私は泣き崩れながら思った。
どんなに仲が良くても、私は夏帆の家族でもなければ姉妹でもない、ましては双子なんかじゃなかった。




