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初めて物語を書きました。
静かな教室に授業が終わる予鈴がなり、私は目が覚めた。なんだか長い夢を見ていた気がするが気のせいだろうと思った。そんなことよりなぜ午後の授業はこんなにも眠くなるのだろう。お昼を食べ、ちょうどいい気温に生暖かい風邪が教室に入り、先生の声も妙に心地よく、これで寝るなというほうが難しい気がする。と、
どうでもいいことをまだ働いてない頭で考えていると「さくら!帰ろ!」と、いつも聞き慣れてる声が聞こえた。
私のことを呼んだのは1番仲のいい友達の夏帆だった。夏帆と私はいわゆる親友みたいなものだ。
私はどちらかというと不器用で1人では何もできないタイプだが、夏帆はしっかりもので器用なタイプだから、親友というよりお姉ちゃんみたいな感じだ。まぁ私は一人っ子だからお姉ちゃんがいたらこんな感じだろうなと勝手に思ってるだけだけど。そんな私たちをクラスの人たちも双子みたいってよく言ってくる。確かに黒髪ロングで背丈も左程変わらない私たちは後ろ姿とかはよく似ているし、ほかに友達がいないわけでもないけどやっぱりずっと夏帆と二人でいるからそう思われているのだろう。