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亡霊達の楽園  作者: もぬ
1/1

はじめての出会い

嗚呼、僕の愛しい君達よ。

どうか、あっちになんて行かないで。


僕を一人にして置いていくなんて、

絶対に許さないからね。













-------------------------------------------






トラックに撥ねられて異世界転生〜

なんてのはよく聞くけれど。


私の場合はちょっと違って、転生じゃなかった。


ある人から見れば転生なのかもしれない、

でも私は私、漆町(ウルシマチ) 文果(アヤカ)のまま。


生きている時はごくごく平凡な社畜女で、

多分疲れてたんだろうね。


深夜3時にライトも持たずにアイス買いに行って。


今考えれば、なんもない田舎なんだから懐中電灯とか何か持っていけよって思うけど。

そんなの今思ってもしょうがない。


私…いや、私達は今、神様の鳥籠に閉じ込められている。







ここを創った神様は寂しがり屋らしく、どうも私達亡霊を転生させたくない様。


正直言って、そんなしょーもなくて自分勝手な理由で私を振り回さないで欲しい。

というか、さっさと転生させてよ。私一人居なくたって変わんないでしょ?


「あーもう、良い加減にしてほしい…」


「だよねー!あんたもそう思う?」


私が急に声をかけられてびくっとすると、声をかけてきた相手は少し申し訳なさそうに眉を下げて謝ってきた。


「ごめんって、びっくりした?」


うん、した。


「うん、した。」


おっと、心の声がそのまま出た。失敬失敬。


「ごめんね〜!で、あんた誰?」



この男、失礼すぎる。


「自分から声をかけておいて失礼ね。」


そう言って男を睨む。よく見れば、こいつ、顔だけは整ってやがる。


黒髪ショート、つり気味の茶色っぽい目、無駄に整った顔、無駄に高い背丈、耳にはバチバチのピアスが何個も。


…いかにもチャラそう。

はー、どうせ生きてるうちは遊びに遊びまくってたんだろうな〜。


そんなことを考えていると、態度で相手にも伝わってしまったのか、少しムッとした顔で再び口を開く。


「ちょ、何その目。君こそ初対面の人に向かってそれは失礼でしょ!!」


「はいはい、じゃあこれでおあいこ様ね。それで、あなたの名前は?」


はあ、とため息を吐きながら仕方なく話に乗ってやる。

こうでもしないと一生文句を言ってきそうだ。


「僕、柳原 そら(ヤナギハラ ソラ)。柳原はまあわかるとして、そらはひらがなね。」


そんなどーでもいい情報、聞きたくもないわ。

と思いつつ、名乗らないわけには行かないのでこちらも自己紹介をする。


「漆町 文果」


「たんぱくだね。」


「別にいいでしょ」


そんなやりとりをしていれば、なにか楽園がざわつきだした。

作者のもぬです。名前の由来とかはありません。

適当に思いついたもん綴って小説にしていきたいなーくらいに考えてます。

よければよってらっしゃい見てらっしゃい。

更新日とか未定。する気になったらする。

じゃあまたいつになるかわからんが次回会いましょう

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