かすかな明かり
かすかな明かりから
少しだけ現実が見える
明かりは すべてを
照らさない 一部分しか
照らさないようだ
陰に閉ざされた人々は
どんな思いで生きているのか
たぶん疲れ果てて 気力さえも失いかけている
生きることさえ消そうとしている
明るい光の当たる人々たちは 我が物顔で生きている
その反面は 暗く 辛く
寂しく 悲しい 感覚の
中で耐えている人々が
いることすら認識しない
本来ならば全員が明るい光が当たるところで
生きるのが真実だろ
しかし人間は 勝手に仕組みを作り上げて
陰の人々を作り上げてしまったことは
人間の崩壊の序章になるに違いない
もう少し もう少しだけ
人間の仕組みを平等にしなければならないと
感じている
果たして人間たちは
仕組みを変えるだろうか
心配だと思っている