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不死、解説する




さて、雇われる決意をしてあのアホお嬢様達の側役となってから二ヶ月がすぎた。


え?早すぎだって?何も起きてないのに話すわけねぇだろアホが、それはプロローグとかエンディングとかで見せるもんなんだよ。(偏見)


じゃあなんで話をしだすんだって?面倒事が起きたからに決まってんだろ、考えたらわかるだろうが。


さて、その面倒事を話す前に前提知識をお前ら(読者)に与えてやろう。感謝しろ。



まずうちのお嬢様達は高校生だ。どこに通ってるかと言うと東京高校という架空の学校だ。なんで架空かって?落ち着け、今から話すんだから。


いや別に東京高校というのは存在するんだが、世間的に言われてるのと実際の学校が違うから通っている生徒たちからすると、架空だって話なんだとよ。


その生徒たちなんだが吸血鬼であるお嬢様達が通われてるんだからもちろん人外だらけ。


吸血鬼に鬼、妖怪に都市伝説、プラスして悪魔、天使、挙句の果てには神様。おいおい、世界征服できるぞこいつら。言っちまえば全て架空の存在だと言われていた奴らが存在した、SAN値直葬する奴らは今地球に居ないからカウントしない物とする。普通の人間も通ってるが、どいつもこいつも名家ぞろい。アーサー王の血筋とか、安倍晴明の子孫だとか有名どころが揃いまくってる。


そんでこいつらが通う東京学校なんだが表と裏の顔がある。世間と実際が違う理由はもちろんある。そりゃ世間で言われてる学校は一般の生徒が通うもので、人外共は異空間に作られた学校に通ってんだ、どちらも東京高校という名だ。おもしれぇよな。


ちなみになんでそんな世界各地に居そうな奴らが東京高校にいるのかと言うと、単に入口が複数あるだけって話だ。つまり世界旅行が楽チンって訳だな。



ここまで話したら次は面倒事についてだ。


今回起きた面倒事は日本で起きた一人の少女を巡った権力争いだ。そうだなぁ……その少女ってのから解説しようか。


その少女の名前は『照天(てるそら)御上(みか)』という。お察しの良い奴なら分かるんじゃねぇの?


こいつの正体は天照大御神、日本の神様の頂点だ。


いや、正体ってのは正しくねぇな。こいつは言っちまえば天照大御神の力だけ持った普通の少女なんだ。そんなやつだ。


経歴は至って普通に小学校をすごし、中学へ入る。そして高校へ入る時、安倍家が彼女と接触。力が判明し東京高校へ行くことになった。悲しーねぇ、狙ってた高校へ行けなくて、よくわからんとこに連れてかれる、不憫だねぇ。


好物は杏仁豆腐。嫌いな物はG。特技は速読。「なーんだ地味系女子か」って思ったろ。残念、大和撫子級の美人だ。驚きだねぇ……



事件の発端へ行こうか。


事件が起きたのは俺がお嬢様達から離れて休憩をしてる時の事だった。珈琲を頼んで飲んでいる時、なーんか不穏な空気を感じたからそのカフェテリアの後ろに回ってみたら案の定なんか起きてたんだ。


そいつらがコソコソと話すもんで気になった俺は聴力を上げる魔法を使って盗み聞きし、顔だけちらっとのぞかせるとあら驚き。


御上ちゃんが襲われてるではありませんか。


襲っていた男は安倍家の次男、安倍涼雅(りょうが)。話す内容は、天照大御神の力を持つ御上と結婚出来れば当主となる。的な感じだった。


じゃあなんで襲ってるんだ。っておもったら簡単だった、交際相手が孕んでしまったら結婚しなければならない、と。あ、ふーん。つまり既成事実を作ろうとしたのだ。最低だなぁって思ったので涼雅を殴って救出。証拠に撮ってたスマホの映像で脅して近づかせないようにしたら、巻き込まれた。的なもんだ。



あっと、話しすぎたな……これ以上はネタバレだな。これより先の話は次話からだ、楽しみにな。




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