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モテるけど? さらにモテるために

 自称天才『才牙 勝』です。自称とつける謙虚な私。


 道を歩けば皆から注目の私、体からにじみ出る風格、オーラみたいなものはわかってしまうのだろうか?気軽に声をかけてくれればいいのだが・・・ みんな照れ屋なんだな・・・ コソコソ噂話なんかしなくたっていいのに・・・


 天才の私ともあろう者が気づけなかった!!!声をかけづらいのだ。きっかけというファクターが足りないのだ!では、どうすればいいのか?きっかけをつける、これしかない。


 先日の花屋の娘さんの時、私はハンカチーフを拾って渡すというきっかけがあった。それだ!!!

 私は、デパートのハンカチーフ売り場へ。

 では、作戦決行だ。待たせたな娘さんたち、本当に待たせてごめん。

 私は、人通りの多い商店街に一枚ずつハンカチを落としていった。私はきっかけというエサを巻いたのだ。

 すぐさま反応がある。

「ちょっと・・・」

「ちょっと、君、署まで来てくれないか。」

 私が釣り上げられた・・・


 残念だ、女性が拾う前にあんな伏兵がいたとは・・・

 ハンカチを落としただけで捕まってなどいられない、子供だってハンカチ落としとかやっているんだ、捕まえるのか? たかが20枚ほどハンカチ落とした位で・・・


 この作戦はだめだ、駄目なとこを駄目と理解出来るのが天才たる由縁!! そしてあふれ出る発想力!!


 女性は子がつくものが好きなはずだ、子供、それは無理だ、私には子供はいない、素敵な奥様もいない、彼女さえいない・・・・・・・・・ 自分ファイト!!

 ならばどうする? 子犬、子猫などはどうだろう? 可愛い子犬ですねぇ~とお姉さんが話しやすくなるのではないか? 私はすかさずこう言えばいい、あなたの方が可愛いですよ・・・と。Ye------s!!

 私はペットショップまで行って見る。可愛いなぁ・・・1時間ほど、ペットショップで過ごした・・・ 若い店員のお姉さんがチラチラこちらを見ながら電話を握っていた・・・ 声かけていいよ? 財布と相談してみたがとても買えそうもない。そういえば、保健所へいけば子犬、子猫を譲ってくれるところがあるらしい。私は文明の力を使いその場所に行ってみた。やばい可愛い、飼いたいと心から思う。天才の私の心を奪うとはなかなかやるな。

 私は、よくよく考える。私がモテたくてこの子たちを飼うのに、1匹だけ飼うのは可愛そうじゃないのか? 2匹飼ってあげた方がいいのではないか? 友達も彼女もいないのは私が辛いのに・・・ぐすっ・・・

 たとえば、夫婦で飼うことになって、子供が出来たらどうする? 私は彼らを養ってあげれるのか? 養ってあげられないなら、誰かに譲らなければいけない・・・ 譲るには、資格がいるらしい、愛玩動物飼養管理士等の資格があるがその点については勉強不足だ。

 思考を変えよう、では、子供が出来ないようにするという方法は? 私は股間に手をやり叫ぶ。No~~~

 いつか、動物と会話出来るマスーンを作ろう!!!某ランドには笑うネズミだっているんだ!!簡単にできるはず・・・

 子犬や子猫は駄目だ、考えすぎてしまう。自分の幸せのためには彼らの幸せも考慮しなくてはいけない!!


 駄目だ、駄目だ、駄目だ、天才だぞ、私は!!

 考えろ!!頭を使え!!子のつくものを用意しろ!!そうだ!!


 二度目の作戦決行!!


 私は商店街に子石をばらまいた・・・


 また捕まった・・・


「あの商店街には、あの子石が似合うと思ったんです・・・」全ての小石の回収と商店街の掃除をさせられた・・・


天才にも失敗はある。失敗は成功の母、パパは誰なんだろう?誰か教えてくれ。


モテる方法あったら、教えてください・・・ ホント、マジで、土下座でも土下寝でもします!!

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