伝えたかった この想い
初めてこのような文章を書かせていただきました。
拙い部分も多いですがどうぞよろしくお願いします。
その時自らの気持ちに気がついた。
村を守る自警団に属する自分はその日の活動を終え広場にある村一番の大きな木の根元で体を休めていた。
ここ自分の住む山あいの小さな村コルッツェオで私は生まれ育った。うるさい妹を始め父さん母さんじいちゃんばあちゃんに囲まれそして優しい村の皆に囲まれ今まで生きてきた。そして一緒に育ったミーナコルッツェオという幼馴染がいる。名前からもわかるとおりこの村はミーナのじいちゃんが俺のじいちゃんとともに作った村らしい。ちなみに今もミーナのじいちゃんがこの村の村長をしている。オレのじいちゃんはというと俺の幼い頃は自警団の団長だったらしいが今は家でダラダラ過ごすことが多いようだ。今の様子からとてもじゃないが団長を勤めていたようには思えないが。
自警団の活動の後体を休ませるのにこの村一番の木の下で休むのが日課となっている。16で始めた自警団も5年が経過した。現団長の父さんに半ば強制的に入らされたこの仕事にも慣れた。ふと騒ぎ声がする方を見るとミーナが子どもたちに手をひかれ何やら楽しそうに笑っている。そんなミーナの笑顔に無意識に惹かれていたのかもしれない。
自警団に入る以前はミーナともよく話していた。ミーナは本を読むのが好きでよく俺に本の内容を話してくれた。興味のない話もあったが不思議とミーナの話を聞くのは嫌じゃなかった。そうこうしているうちに16となりオレは自警団に入った。野獣や山賊といった危険もあるが自警団が皆を守っていた。オレも大好きな村のみんなのために力になれるのは嬉しかったし、何よりミーナの笑顔を失いたくなくて命をかけて護りたいと思いそのためにも自警団に身を置くことにした。今思えばもうこの時既にミーナにベタ惚れだったんだろうな。
この作品は王道RPGのような話を考えています。主人公の周りに支えてくれる多くの家族のような仲間がいて支え合いたすけあって時代を動かしていく物語です。主人公以外の仲間も深く掘り下げたり見せ場なども考えています。大筋は考えてありますがかなり長くなりそうです。必ず完走しますので少しでも多くの方に読んでいただければ幸いです。