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「君のためのオセアニア」


君はオセアニアへ行きたいと言った

電気止められがちで来月の生活も厳しい俺に対してやけにハードルの高い要望だが

よくよく思えばどんな苦労も壁も穴ぶち開けて乗り越えた俺

高いハードルなら潜っちまえば問題ないでしょう?


だから僕は君の願望を叶えられる努力をした

どんな国がオセアニアに分類されるのか

Wikipediaを見てひたすら勉強したよ

オーストラリアとかニュージーランドがオセアニアなのは知っていたが

ハワイとかグアムもオセアニアなのね

まぁオセアニア、南国のイメージあるからな

てか、広義的には太平洋上の陸地、全部オセアニアなのね

日本と台湾もオセアニアになんのかよ、ウヘェ


ん、待てよ

ならもう君は、オセアニアへ行っているじゃないか


今もう君は、そう既にオセアニアで生活している

だからそんな願望捨てちゃって 俺に全部任せればいいさ

ここは君だけのオセアニアさ


そんなこと思いながら仕事をしていた

しかも取引先の、結構役職の高い方とのメール文章を打ち込みながら

よくよく考えれば、そんなこと思いながら打ってたから

あんな大事件に、なってしまって・・・・・・


というのも、取引先のメールに

「いつもオセアニアになっております。」と書いてしまった


いつもお世話になっているつもりだったのに

いつもオセアニアになっていると宣言してしまったよ

しかもメール読んだ相手、テレパシーと魔法どちらも専門の呪術師で

俺がオセアニアになっていないことがバレちまって

もう、相手はカンカンさ

脳内に直接お説教さ



そして俺は魔法をかけられて


今、俺はオセアニアとして過ごしている



今の俺ならいつだってオセアニアになることが出来る

だからそんな心配しないで 俺に全部任せればいいさ

俺は君だけのオセアニアさ



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