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更新遅くなりました(× _ ×)

4月より新入社員頑張っております!

毎日ヘトヘトで眠る日が続いております!

愚痴はたくさんありますが、更新も仕事も頑張ろうと思いますのでどうぞよろしくお願いします!




 さて、私は今学校の応接室にいる。琥珀院も一緒だ。まぁ、何故かというと、伝えるまでもなくわかるだろうが、靴箱泥事件に関連があるからだ。目の前には可愛らしい女の子がいる。


「新井さん、事情をお聞きしてもいいか?」


 この可愛らしい女の子の名前は新井さんらしい。この場は先生が取り仕切ってくれている。


「新井さんが瑠璃坂さんの靴箱にいたずらしたのか?」


 新井さんは黙っている。こんな控え目な子でもそんなことするのかぁ。しばらくして新井さんか口を開いた。


「すべてぇ〜、、」


「「「?」」」


「すべてぇ、わたくしのぉダーリンのためですわぁ!」


「「「!?」」」


「わたくしの愛する彼の為なのですぅ!彼がこの女にぃ騙されているのですわぁ」


 この女って私のことデショウカ?


「ですのでぇ!わたくしがぁこの女の悪の手から解放してあげようとしたのですわぁ!全てはわたくしとぉ彼の愛の為にぃ。」


「そ、そうか。それで新井さんの彼というのが、、」


 頑張れ先生!そうだよ!そこ大事!私中学入ってから紫藤くらいしか話してないけど?


「あらぁ、彼はぁ今もわたくしのことが心配でぇ、ここに来てくださってるではないですかぁ。ねぇ?ダーリン??」


 先生と私は琥珀院を見る。

 琥珀院は見たことのない速度で首を横に振っていた。


「もぉ!ダーリンたらぁ、照れ屋さんなんだからぁ。そんなところも好きなんだけどぉ」


「、、、、、君のいうダーリンとは琥珀院くんのことで間違いないか?」


 先生、勇者!だからこの場に琥珀院もいるのか!


「?他にぃ、誰がいるんですかぁ?もしかして私の愛を疑ってるんですかぁ?」


「、、、新井さんの言う彼が琥珀院くんとして、それは事実か?琥珀院くん」


 さすがの琥珀院も驚いて反応が遅れている。いつもの胡散臭いスマイルももうないぞ?


「いえ、そんな事実はありません。新井さんとは挨拶程度で、全く関わりなかったですから」


 本気で困っている琥珀院何気に初めて見たかも。


「もぉ!ダーリンたらぁ!相変わらず照れ屋さんなんですからぁ!私とダーリンとはぁ初等部の頃からラブラブでぇ、この前もぉ!わたくしに消しゴムくださったしぃ!」


「消しゴム、?」


 琥珀院は本当に分からないらしく、首をひねっている。


「消しゴムの前はぁジュースくださったじゃないですかぁ!ダーリンは照れ屋さんですからぁ、直接渡すのが恥ずかしいみたいで、いつもゴミ箱に入れて渡してくださるんですけどぉ」


 、、、、、、


 部屋はシーンとなる。琥珀院が勇気を出して?答える。


「君が思っているような、消しゴムあげたことも、ジュースをあげたこともないはずだよ。それと僕のことをダーリンと呼ぶような仲でもないよ」


 おお!琥珀院にしては、濁さずストレートに言ったな!


「またまたぁ!ダーリンたら!恥ずかしがり屋さんなんだからぁ!そんな風に言わなくってもいいではないですかぁ〜」


 なんて言うか、日本語が通じない。


「わたくしが挨拶したらダーリンちゃんと挨拶してくれるしぃ、それってもうわたくしのこと好きってことですよね、それからわたくしたちは付き合い初めてぇ、でもぉダーリン恥ずかしがり屋だからぁ、プレゼントとかはぁゴミ箱渡しだしぃ、それでもいいかなぁって一緒にゆっくり歩んでこうかなぁって思っててぇ。バレンタインとかショコラ渡すとありがとうって言ってくれるしぃ、やっぱりわたくし達は愛し合ってるって実感しましてぇ。それをこの女が、この女が!!ダーリンの優しさにつけこんで!ダーリンはこの女に騙されて、わたくしから離れようとしはじめてぇ!この女さえいなければ、、!ダーリンは優しいだけですからぁ。わたくしと愛し合ってますからぁ。ダーリンと同じで優しいわたくしは教えてあげようと思ったのですぅこの女にぃ!!!」


 部屋はシーンとなる。






 私はこれ以上ないくらいの笑顔を浮かべ、


「大変!私ったら大切な用事があったのですわ。そう、とても大切な用事が。いけない、すぐ行かなくては!!」


 と立ち上がる。


 ほほほっと退出しようとする私の腕を琥珀院が掴む。



「なんの用事かな?星羅の事で話し合っているのに張本人が席を外すなんて無責任じゃないのかな?」


 いつもよりキラキラさせたスマイルでこちらを見上げてくる。掴まれた腕が痛い。



「ほほほ、嫌ですわ琥珀院様ったら。私のことの話の前に、こちらの琥珀院様のハニー(?)とのお話の方が大切でしょう?お話が長引きそうですから私の話はまた後日で構いません」


 琥珀院に掴まれた腕がギリギリしはじめる。ギブ!ギブアップ!!!


「星羅?」


 これでもかというキラキラスマイルが、こんなに威圧的だとは。だが私にも譲れないものというものがある。


 私たちが笑顔の攻防戦を繰り広げていると、それまで考える人のポーズをとっていた先生が


「主観が常識を逸脱している。いい精神科を紹介しよう。このままの価値観だと君にとって今後問題が多発するだろう。この様な主観になった原因も病院で探ってもらった方が良さそうだ。家庭環境の情報を整理することになると思う。辛いだろうが、頑張ろう。」


 先生っっっ!!!!




ちなみに、新井さんの言う消しゴムは琥珀院の捨てた消しかすのことで、ジュースも飲み終わったゴミのことだった。ストローは宝箱に入れてあるらしい。恐ろしや、恐ろしや、、



 


 とりあえず、私は翠斗あきとのことをダーリンと呼ぶのを止めた。


 その日の出来事を琥珀院と私が口にすることは無かった。余談だが、琥珀院の挨拶は少し義務的なオーラを醸し出すようになり、バレンタインのチョコは気持ちだけ、と受け取らなくなった。




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