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養子物語  作者: さかたく
2/2

「最近歯が痛くて困っています。」

丸山誠吾は悩んでいた。

「母さん、来週翔平と一緒に甲子園に行って来るから。」

「何で?」

「何でって言われても...。」

「外出は駄目。」

「何で行って駄目なんだよ。」

「駄目なものは駄目。」

「おかしいぞ。」

「それとこれ何?」

大学の成績表だった。

「何で人の部屋を勝手に入るなよ。」

「別にいいでしょ。」

「良くない。人権もクソもない。」

「他の人の親も入っているってよ。」

「その理論はおかしい。逆だ。」

という感じで悩んでいた。


誠吾はこの日、翔平と一緒に仙台市内で遊んでいた。

「おう誠吾。」

「おはよー翔平。行こうか。」

「それより甲子園の件どうだった?」

「駄目だって。」

「おいおい嘘だろ。旅行も駄目なのかよ。」

「厳しすぎる。」

「ちなみに今日は何て言って来たの?」

「ゼミの活動。」

「お前は何時も良い訳作るの大変だな。」

「でしょ。それよりこれからどこ行く?」

「あ...決めてなかった。」

「なら俺が行きたい所があるからそこで良い?」

「そこにしよう。」

2人は目的地に向かった。


2人は目的地に着いた。2人が来た場所は仙台で1番高い展望台だった。

「うわー高いな。」

翔平は展望台でテンションが上がっている。

「展望台好きなんだ?」

「まあね。落ち込んだ時とかよくここに来るんだ。」

「へー。ということは今も落ち込んでいるんだ。」

「まあね。今までのこともあるから。」

誠吾の後ろから女の子の声がした。

「あれ?」

2人は女のこの方に振り向いた。

「あ...、あの時の。」

「あの時はありがとうございました。」

翔平は疑問に感じた。

「知り合い?」

「うん...まあ。」

「あ...あの、始めまして。私の名前は、霧島美香です。」

「高校生?」

「はい。3年生です。あの...お名前は?」

「あー。俺は、丸山誠吾。大学生だよ。」

「俺は、工藤翔平。誠吾の友達だ。」

「そうなんですか。」

「美香ちゃん、誠吾と何かあったの?」

「はい。遊園地で変態から助けてもらったんです。」

「はい?」

誠吾が言い直した。

「この前2人で遊園地に行っただろ。お前が飲み物を買いに行っている時に、助けたんだよ。」

「そういうことか。」

美香が緊張気味に行った。

「あ...あの誠吾さん。今度私とデートしてください。」

誠吾はビックリした。

「え?う...うん。いいよ。」

そう良いながら誠吾と美香は連絡先を交換した。

「じゃあ後で連絡します。失礼します。」

「うん。じゃあね。」

「誠吾、あの娘いい娘じゃん。」

「そうだね。」

誠吾はニヤニヤしながら翔平と一緒に帰った。



続く

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