22・秘密の場所
ごめんなさい、短いお話です。
「物を出す時は周りをよく見て確認してから使えって高橋から言われただろうがっ!しかも、普通に発射するなっ!」
「ごめんなさい」
と言うよりも、片足だけでシャーマンファイアフラ◯を真っ二つにする?片足だけで!まだ、島崎さんの能力については聞かされていないけど、この人絶対に怪力とか剛腕とか、そっち系だよね
「でも、正当防衛で戦車を出すのは許され……ごめんなさい」
島崎さんの睨みで負けてしまった。さっきから私は謝ってばかりだな。でも、怖いもん
「ぐっ」
「【止まれ】」
動きだそうとした、氷を操る男の人を動けないようにしました。今なら私の能力が最大限に効くと思う。案の定、その男の人はメデューサに石にされたように固まってしまいました
「こいつは」
「島崎さんのお知り合いですか?」
「二ノ宮、着いてこい」
そう言って、島崎さんは男の人を方に担ぐとスタスタと足早に行ってしまいました。私も後を追って行くとそこには、懐かしい黒塗りの高級車があり、運転席から高橋さん、もとい鬼教官が車の中で待っていました
「詳しいことは後で話す。高橋、まずはこいつを、あそこに連れて行け」
「了解です」
車で走ること約1時間、私の能力の効果は30分だから、車の中で1回、また能力を使って男の人を動けなくさせました。
着いた先には、外壁は白で塗り固められた大きな施設。男の人を担いだ島崎さんと高橋さんについて私も行きます。なにやら、カードをかざして中に入るようですね。
大きな扉の前に着きました。
さて、ここから先は一体、何が私を待ち受けているのでしょうか?




