表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
玉藻前の尾探し譚  作者: 歌多琴
4 赤しゃぐま、愛を語る
77/152

-12

 少々脱線したが、話は造語に戻った。どうやら『閨』という字を使うことは玉藻と紅子の中で決定事項となったようだ。


「そのまま単純に作ると、『閨友』かな」


 玉藻の提言に紅子は悩みながらも若干の軌道修正を希望する。


「『閨友』だと、直接的過ぎではないか?決して悪くないと思うんじゃが、『閨』っていうとそれだけで、多少そっちの意味が含まれるからの。それに『ねやとも』ってちょっと言い辛い」

「確かにそうかも。・・・だったら平仮名で『ねあとも』っていうのはどうだ?」

「それだとせっかくの『閨』って漢字のインパクトが薄くないかの?」


 紅子は語呂的には『ねあとも』はありのようであった。そのため少し困った言い方で、平仮名記入での『ねあとも』に不満を漏らす。


 しかしその紅子の小さな不満を、玉藻は会心の一撃ではねのける。


「紅子。平仮名には恐るべき力があるのだぞ」

「……と申すと?」

「少しエロい言葉があるだろ。特にそれ自体は全然エロくないのに、その単語の最後に(隠語)って付けると半端ないやつだよ」

「……」

「代表例は『コンデンスミルク』」

「!」

「さらに『コンデンス み・る・く』ではどうだ?」

「……神がここにおったか」

「いやいや、あたしはまだまだその域ではないさ」


 その一言に紅子は屈服するように、笑顔で土下座した。


「ただの単語も平仮名記載でエロくなる。まさにわしらが求めていたものに相応しい!」

「あぁ。その通りだぜ!」


 そしてしばらくの放心のあと、二人はわざわざご丁寧に礼御に報告をしてくれるのであった。


「と言うことで、セフレに代わる単語として『ねあとも』ができました!」

「是非、使ってくだされ!」


 二人が楽しそうでなによりだと、礼御は同時に二人の頭を軽く叩いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ