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魔王の日常オマケストーリー 「グランドの想い」

このストーリーはソードハート(仮)の作品「魔王の日常」に登場するグランドの過去に関する話です。

 番外編 グランドの想い

  わたくしの名前はグランド。私は今、魔王様に仕えてから2ヶ月が経ちます。

  魔王様はとても優しくていいお方です。私の過去は魔王様にはまだお伝えしていないのでここに記してからお伝えしようと思います。

  私は小さい村のいいとこの貴族でした。私の適正魔法は光だったので、親にとても期待されていました。しかし、私は毎日、魔法の訓練をしていましたが、失敗ばかりでした。何もできないので親からは毎日、罵詈雑言をあびされていました。

  母「貴方は何もできない無能ね、早くこの家から出て行きなさい!」

  父「お前なんかこの家の子供ではない!出て行け!」

  そして私は親に言われたとおり、家を出て行きました。幸い友達はいたので友達の家を転々としました。

  そして私は10歳になり、転々できる友人の家も無くなりました。

  そしてこの時期から私に対するいじめが始まりました。

  いじめっ子1「うわ〜親なしのグランドだ〜ww」

  いじめっ子2「あいつに捕まったら自分の家に居候されるぞ〜ww」

  いじめっ子1「逃げろ〜ww」

  グランド「待って…逃げないで…一緒に遊んで欲しいだけなのに…」

  私は村で「親なしのグランド」と言われいじめに遭っていました…

  時には石を投げられ、周りの人たちに避けられ、酷い時には子供達に袋叩きにされました。

  そして私は11歳の時に村から逃げ、ダグルン町という村に逃げました。そして暮らす場所もないので、路地裏で生活をしていました。

  そして路地裏で生活してから約一年13歳の時にその町の領主様に拾われました。そこから私は、17年ほど屋敷で働いていました。そこで働いていた。使用人さんやメイドさん、メイド長とも仲良くなりました。

  そして私が働いてから15年、28歳の時に領主様が戦に行きました。領主様は1年間戦い続け、29歳の時に戻ってきました。しかし、戻ってきてすぐ倒れてしまい、そのまま息を引き取りました。

  私は悲しみながらもそこで働き続けました。そして、30歳の誕生日の日、盗賊に屋敷が襲われました。メイドさんや使用人さんは逃げていましたが、殺されていました。メイド長は私と共に応戦しましたが、殺されました。私は肩や胸に傷を負いましたが、ギリギリ逃げることができました。一ヶ月、路地裏で生活し、屋敷に戻ったら酷い有様でした。屋敷は燃え跡形も残されておらず、人の骨だけが残されていました。私は骨を土に埋め、一輪の花を添えました。そして私は、また路地裏生活をしていました。そしてすっかり老人になった頃に魔王様に拾ってもらいました。

  あの時魔王様に会ったのは奇跡としか言いようがありません。

  クラム「お前…大丈夫か?一緒に来るか?」

  グランド「こんな私でよければぜひ…」

  クラム様が魔王と聞かされた時は驚きました。

  グランド「え…?魔王…?」

  クラム「驚いた?」

  グランド「え?はい…」

  クラム「急な話だが俺の執事になる気はないか?」

  グランド「え?」

  クラム「もう一回言うぞ、俺の執事になる気はないか?」

  グランド「この命を懸けてでもお守りします。」

  こうして私は魔王様の執事になりました。

  その後は修行やら、執事の練習やら、色々大変な日常ですが。思いの外楽しいです。

  クラム「おーい!グランドー!ちょっとこっちきてくれー!」

  グランド「はい。かしこまりました。」

  クラム「これなんだけどさ…」

  グランド「そうですね…」

  魔王様。いや、クラム様に対する感謝は一生忘れません。

おはこんばんにちは!(おはよう・こんばんは・こんにちは)作者のソードハート(仮)です!

今回のオマケストーリー「グランドの想い」。お楽しみいただけたでしょうか。紹介する必要はないと思いますが、「魔王の日常」のキャラ、グランドはいつも真面目ですが、毎日クラムに振り回されている、クラムの執事です!僕は意外とグランドの事好きなんですよね〜。「陰切者カゲヲキルモノ」という必殺技。本当にかっこいい!皆さんにはこのストーリーで少しはグランドに興味を持ってくれると嬉しいです。「魔王の日常」本編は終わってしまいましたが、次回作にご期待ください!

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