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ニポン27歩目 やり男を潰した! 代わりに!

超絶おばか下ネタ回なので、苦手な人は見ないでね……。こういうギャグにも挑戦してみたかったんや…。

姉編、女性は酷い目にあうシーンはありません。女性は。


今日は二回行動予定です! 二回目はお昼!

「ヤリサ●は槍サーではない!? じゃあ、槍は誰も持っていないのか!? グングニルもゲイボルグも、せ、せめてロングスピアくらいは……」

「ねえよ、そんなの!」


目の前でヤリサ●、バンバンバンディッツのリーダーが叫んでいる。

そんな……久しぶりに本物の槍が見られるかもしれないと楽しみにしていたのに!


「なんだあ? この女、ゲームの話か? それとも、薬でねぼけてんのか?」

「伴さん、オレ、こいつと格ゲーでもしてきますよ。リアルな」


リーダーの男、伴はこのサークルでも一際大きな男のその言葉を聞いてにやりと嗤う。


「リアル格ゲーかよ。大久保、お前、相手をボコりながらするの本当に好きな。まあいいさ、顔は悪くないが、流石に俺はそのガタイは抱けねえわ」

「へっへっへ。ありがとうございます、伴さん。おい、姉ちゃん。精々いい声で呻いてくれよ。オレに付き合ってもらうぜ~」

「おい、首から下モンスター女」


私のことか。ああ、そう言えば女装のままか。誰が首から下モンスター女だ。


「ソイツ、格闘技の大会でもいくつも優勝経験ありなんだ。どサドだからな、がんばって~」


そして、大男に首を掴まれた私は店の奥に連れられて行った。




「さあて、ミオリちゃんお待たせ~。じゃあ、罰ゲーム執行ね」


伴は、ズボンを下ろし始める。


「ひひひ。マジで最高だな、この女。モデル張りの締まったスタイルで、ちょっと勝気な目、気の強そうなツラ、このツラ泣き顔に変えてその張りのある胸ぶるんぶるん揺らしてやる……! まあ、さっきの首から下モンスターの言う事もあながち間違いでもないかもなあ。なんせ……」


にやにやと笑いながら伴は下半身を露出する。


「ふひ、さあて、ミオリちゃあ~ん? 俺のロングなスピアーが貫いちゃうよ~」

「は?」

「は?」


だが、


「おい」

「ひぃいいいいいい!?」


私が、いた。

伴の背後に。


「お、おま! もしかして、さっきの女か! おまえ、男だったのかよ!」


顔を洗って化粧を落とした。正直、頑張ってメイクしたのにあんな風に言われると、ツラい。

もういい! お化粧なんてするもんか!


「いつの間に!? アイツは!? 大久保は!?」

「さっきのか? 突き合ったが一瞬だった。何が槍サーだ。全然突き合えなかったぞ。股間に蹴りをめりこませたら、飛んで、天井に頭がめりこんだぞ」


後ろにいる他の連中もさっき股間・天井めりこみ蹴りをしておいた。

店もグルのようだし構わないだろう。天井からローパーが生えているみたいだが構わないだろう。

決して、お化粧した私が馬鹿にされた八つ当たりではない! 決して!

今、怒っているのもそれではない! 決して!


「それより、貴様に言いたいことがある」

「な、なんだよ……?」


私は、びっと指をさす! 伴の股間に!


「何がロングスピアだ! ただの短剣ショートソードではないかぁあ!」

「があああああああああん!」


なんだったら、ダガーだ!

別にどうでもいい! どうでもいいが、どうしても気になった!


涙目の伴がふらつきながら私を睨みつける。


「は、はあ!? だったら、お前……お前なんて、どうせショートショートソードだろうがぁあ!」


そう言って伴は泣きながら私のズボンを強引に下ろす。

マズい!

私の股間が露になると、伴は目を丸くし、身体を震わせる。


「はぁあああああああ!? 神槍グ、グングニルゥウウウウウ!? ロ、ロングロング、あ、スピアァアアアアアア!」


叫ぶ伴を無視して、私はすぐさまズボンを戻す! 酔って眠っているとはいえ、女性達の前で股間を晒すなど! しかも、私のは大きすぎて片付けるのが面倒なのだ! ヴェルゲルガルドの騎士団でも一番だったので、よく風呂場で拝まれていた。


「というか、お前もいつまで抜き身のショートソードをぶらさげているのだぁああ!」

「あんぎゃあああ! 裂ける裂ける! 二又の小剣になっちまうから! インプの舌と呼ばれて出血効果があるかもしれないから! 裂け、さけぇ、え、え、えるでぇえええええんん!」


私が慌てて伴のズボンを引き上げると、伴が泣き言を言い始める。

軟弱なショートソードめ!

お読みくださりありがとうございます。

ギャグやコメディーの色んな形を挑戦したかったので書きましたが、結構ギリギリなのかもと思い始めたので、完結したら封印するかもしれません…だいじょうぶかな…汗


また、評価やブックマーク登録してくれた方ありがとうございます。


少しでも面白い、続きが気になると思って頂けたなら有難いです……。


よければ、☆評価や感想で応援していただけると執筆に励む力になりなお有難いです……。

今まで好きだった話によければ『いいね』頂けると今後の参考になりますのでよろしくお願いします!


また、作者お気に入り登録も是非!

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