戦争と平和と銭湯とチクワ?
二人「どうも、どうも、○○○○です。」
ツッコミ「あらためまして、○○○○の□□です!」
ボケ「私が、何を隠そう○○○○の正直者の方です!」
ツッコミ「え! もしかして名前を言えない正直者?誤解を招かないようにね」
ボケ「おっとどっこいしょ! 軽くかわされたか。この時だけは正直者で! 別の読みは、マサナオシャ!」
ツッコミ「へえ、まあいいけど!」
ボケ「あれ、あれ! 挑発に乗ってこない! 普段と違うなー、マサナオシャには常日頃からお金貸しな、これ貰ってく、サッサと出ていけ! そう言ってるのに」
ツッコミ「まあ、それが良くないことだと解ったんだ!」
ボケ「ほんとに! いやあマサナオシャ的には助かるが」
ツッコミ「ほらー! 最近、世の中暗い事が続いてて、自分の生き方見直そうと思ってね。たまには図書館にでもって! 本借りてきた!」
ボケ「まじで? だって、この前漢字が得意じゃないからマサナオシャに全部フリガナ付けろって言ったのに! で、何ていう本? 全部カタカナ、ヒラガナ、フリガナ付いてる? 子供向けはさすがに違うと思うけど!」
ツッコミ「いやー、ちゃんとした大人向け、大人向けの本です!」
ボケ「あんまりそこは強調しない方が、大人限定と間違えられるから! それはもう卒業したはずだろ!」
ツッコミ「戦争と平和! トルストイの戦争と平和です」
ボケ「マサナオシャ、耳が遠くなったみたい!」
ツッコミ「だから戦争と平和だって!」
ボケ「またー! 銭湯行ってチクワの話?」
ツッコミ「違う! ロシアの話し! ナポレオンに攻められたときの話しです!」
ボケ「ロシア人の彼女にナポレオン飲まされた?」
ツッコミ「ちょっと! 人の話をちゃんと聞けって!」
ボケ「マサナオシャ了解!……だまる!」
ツッコミ「それで、時間があるときに読んでたら、すごく長くて複雑で、カタカナの名前が多くて」
ボケ「あっ! それは読めたんだ!」
ツッコミ「まっ、正直、漢字が沢山で!」
ボケ「漢字がさわやまあった! 要するに読めなかったんだな!」
ツッコミ「まあそう! そんで、同じとこに戦争と平和の映画が置いてあったから借りました!」
ボケ「おうー、それはいい考えだ。それを観たと!」
ツッコミ「ああ、まあとりあえず家で観ようとしたら、英語で話してて、字幕を読むやつだったんだ!」
ボケ「あらら! やっちゃったか! 君がその程度で諦めないわな!」
ツッコミ「そう! 図書館に本を返しに行ったついでに、CDを借りたんだ。日本語版を。それでやっと観たと言うわけ!」
ボケ「やったじゃない! さすがマサナオシャの相方!」
ツッコミ「おう! その言い方、慣れたら良いな!」
ボケ「そうお、ありがとう!? それで感想は?」
ツッコミ「なんだか辛くて、気分変えたくなって銭湯に行った」
ボケ「ああー、それでか! あのネタに行くわけね」
ツッコミ「そう! 銭湯とチクワね!」
ボケ「たしかにチクワに見えなくはない。あれはヨーロッパだからかなり大きめ。その分使う玉もデカイし、お湯につかるとふわふわ浮くしね!」
ツッコミ「うむ! 銭湯を出てからおでんの屋台に行くネタだけど!」
ボケ「そうに決まってる! 何を想像してるのかな?」
ツッコミ「まあ、そこはいいとして! 今の世の中の状況で、ロシアの物語をもじって銭湯とチクワでいいのか迷ってね!」
ボケ「ああー、そうか、マサナオシャも聞いたときに同じこと考えた。銭湯とチクワが国際問題になるんじゃないかって!」
ツッコミ「そうだろ! 戦争は、些細な誤解の積み重ねから起こったりするもんだし!」
ボケ「悩むとこだな! 芸人的というか、マサナオシャ的にはあの、銭湯とチクワはやりたいし、相方に思い切りツッコんでもらいいの、気持ちよくいってほしい!」
ツッコミ「……まあ、そうだな! それで、いろいろ僕なりに解決策というか、平和維持を芸人のアタマ、漢字が苦手な頭で考えた!」
ボケ「どうするの?」
ツッコミ「まともに戦争を止めろと言っても聞かないと思うから、先ず、ロシアから大量のタラを買って、魚のタラをね! それをすり身にする!」
ボケ「やっと見えてきた!」
ツッコミ「で、棒に巻きーの! ヨーロッパ向けに太くして」
ボケ「それ大事! それで?」
ツッコミ「一方を太めにして、ピースって焼印付けて」
ボケ「おおー熱くないか!」
ツッコミ「チーズの玉を入れて、停戦合意て袋に書く。で現地に送る!」
ボケ「それは、漫才のレベルを越えてる。お互いの兵隊さんが裸になって、銭湯というか大きな風呂に一緒につかり、あのチクワを食べて、俺のは勝ったとか、かじられて痛いとかな! 楽しいことして平和になれば!」
ツッコミ「やっと分かってくれてたか!」
ボケ「でも、漢字は使えよ!」
〜おしまい〜