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オシロイマツリ 懐  作者: MasA
イナリカクシタ編
1/5

ハジマリ

昭和58年 11月 吉宮


ここは、昭和30年に山科(やましな)市と合併した旧吉木館村。

最近、市街地化が進み人口が元の5倍程に増えた街だ。


吉木館の人口は、現在約1万5000人。合併前は村全体で3000人未満だった。


小学校と中学校が一緒の敷地に置かれている。

その「中学校」については、山科駅の西側に校舎のある「山科市立第三中学校」の分校である。

しかも、若篠宮という地区に中学校が新しく出来るそうだ。

だから、来年度で閉校してしまうそうだ。と風の噂で聞いた。


…遅くなってしまったが、自己紹介をしておこう。

私の名前は右代宮(うしろみや) レナ。

中学二年生の14歳だ。


つまり、私と同級生が卒業したら今ある校舎は取り壊されるそうだ。

…実際は、人口増加による子供の数の増加による影響でそう簡単に取り壊したり立て替えたりはしにくいのかもしれないが。


おっと、自己紹介の続きをしようか。

私の地元はこの街ではない。

この地区の近くといえば近くの「羽根見沢」という地区で生まれた。

両親の仕事の都合で家族みんなで引っ越してきた。

もちろん、私たちは分家の人間。

本家の人間は七丸町で「右代宮百貨店」や「右代宮学園」などを核とした「右代宮グループ」の創業家であり、現オーナーでもある。

私も、親に連れられ右代宮百貨店に遊びに行ったことがあるが、広くて迷子になってしまった。

その時に面倒を見てくれた店員さんに改めて謝意を伝えたいと今でも思っているが、思いのほか小さい時のことで記憶が曖昧でなんとも言えなかったりする。


さて、次は私のお友達でも紹介しようかな。

-続く-

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