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説明 1

どうも。今回の話では脳内チップだとかAIだとかが出てくるので、一部にでも『簡単に分かるハッカーVS運営』と題して説明を入れたいと思います。

それまでは謎マークを頭に浮かべさせることになります。申し訳ありません。

私は会議室らしき部屋に座っていた。周りには3人のプレイヤーが座っていて、律儀にネームプレイトまで置いてあり、左から『Shino0814』、『taziryo12』、『Mayonnaise』そして私『Yamato48』の4人が参加しているという事だろう。

会議室の中は沈黙が続いている。普通に考えれば会った事も、すれ違った事もない他人が、無機質なこの部屋に集められているのだから『誰でも友達になれる』ような陽気な人間で無い限り、会話が起こらないのにも無理は無いだろう。

しかし、この沈黙は破られた。私をこの部屋にテレポートさせた男の手によって。

「これ以上は集まら無さそうですね。それでは、皆さんをここに呼んだ理由をお話したいと思います。‥あ、その前に、僕は敬語で話すのがあまり得意じゃ無いのでタメ口でもいいですか?拒否の場合手を挙げて下さい。」

敬語が話せないと、社会では生きて行けないと思うけれど、敬語が嫌いなのは私自身も同じなので手を挙げないことにした。そこで周りを見てみるが、私と同じ気持ちなのか、はたまた恥ずかしいだけなのかは分からないが誰も手を挙げなかった。すると男は誰も手を挙げないのにホッとした様子で説明を再開した。

「ふぅ、それでは遅ればせながら説明を始めるよ。君たちをここに呼んだ理由はたった一つだ。この世界を救って貰いたい。具体的に言えばこのゲームに侵入しようとしている、ハッカー集団が完全にこの世界を乗っ取る前になんとかして欲しいといったところだ。」

なんて他人任せなお願いだろう。私は我慢できずに手を挙げた。

「ん?Yamato48殿どうかしたかい。」

「いや、一つ質問させて頂きたい。この世界と言ってもここはゲームだろ?それならばあんたら運営側で戦ったらいいじゃないか。」

「うん。その質問は出ると思ったよ。君たちを呼んだのは、やつらがここを乗っ取る前にどうにかする事は出来ないと思っているからだ。そうなった場合、技術が高い君達を失ったらただの運営の私たちが戦う事は難しい。僕たちが使えるのはコマンドだけだからね。」

「難し過ぎてよく分からない。簡潔に説明してくれ。」

「‥そうだね。簡単に言うとやつらがハッキングに成功すると、現世とゲームがごちゃ混ぜになって怪物の手によって多くの人間が死ぬ。ということだな。」

「私の解釈だと世界と世界が合わさって、戦闘力0の人間が無惨に殺されるという事か?」

「あぁ、その通りだよ。」

私が理解した時、一番左に座っていた女性が問いを発した。

「意味が分からない。なんでハッキングされると世界が混ざるのよ。ここはゲームであって現世とは関係無いでしょ?」

それに対して彼は「いや、そうでもない。このゲームはデータの消滅をできるだけ防ぐ為に君達の脳内チップと連携をしているんだ。そのおかげでデータを抜き取って、適当なモブに繋げたらまるでここの世界に来てしまったという感覚に陥ってしまうのだよ。」

「じゃあ、本当は体は来ていないって事?」

「その通りだ、お嬢さん。だから保管庫を守って欲しいんだ。」

彼は最初の依頼を私達にしれっと言うと、思いだしたようにこう言った。

「そうだ。まだ自己紹介がまだだったね。私はこのゲームの管理用AIのリーダー的役割の総合管理用AIだ。堅苦しいから周りからは『0区』と呼ばれている。まぁ君たちは管理人とか管理者とでも言って頂きたい。さて、私の紹介はここまでで、君たちの自己紹介をしてもらおうか。左からかな。」

意味が分からないが自己紹介が始まった。


~次回予告~

「管理人だよ。現世ではそろそろ暑さが帰ってくる頃合いかな?‥おっと何かがエラーを起こしたみたいだ。残念だか私は行かなければならないね。次回『説明 2』これを読まなきゃ誰か分からない。」

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