第十章:夏の炎天下の中で掃除をすると倒れる。
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[アミタニカオリ]
世界に一人だけの全身闇操りができる
得意魔法系統:闇魔法
性格:?
B?W?H?
年齢:?
身長:?
特技:?
趣味:?
まぁ、彼岸花は復活した訳で、患者はほとんど治療が済ほとんどが退院していった。
一連の事件に関わったサキは、皆の勧めもあり軍人になった。また、その功績から階級は小佐。
そして、サキ達の活躍と実力が相手にも知れ渡り最近は何の事件も起きない。
こちらからも、相手の場所が特定できず踏み込めない。
まぁ、今は仮の平和になっているという訳だ。
「ということで、大掃除をしよう!」
サキが目覚め早々皆を外に集めてとんでもない事を言い出した。
「どういうこと?」
全員が聞き返す。
「そういうこと」
天然の答えが返ってきた。
「てことで、各自自分の部屋を奇麗にしなさい!」
・・・・
「あの〜私の部屋、昨日掃除じたばっかなんですけど…」
ユイが言う
「えっ」
「あたしも右に同じ」
アヤがユイを指す。
「えっっ」
サキの口が少し開いた。
「あたしもよ」
サクヤが手を挙げた。
「えっっっ」
サキの口がまた開いた。
「私も同じく」
ミユキが言う。
「えっっっっ」
サキの口が微妙に開いた。
「同類項」
レイミがボケた。
「えっっっっっ」
サキは口を開いたが、レイミのボケの意味がわからない。
「やったぞ〜〜〜〜」
キリノも言った。
「えっっっっっっ」
サキの伸びた顔がユキを見つめる。
「あっ、あたしもやったよ」
「@えっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サキの顎が外れた。
(嘘です)
掃除嫌いのユキが掃除をしたので…
「私が悪うございました。皆さんどうか手伝って下さいまし〜〜」
あやまった。何故だか。
「いいよ、別に」
皆の温かい目がサキを見つめる。
皆がサキの部屋に来た瞬間、温かい目が冷たい目へと変わった。
「きたなっ」
「くさっ」
「歩けない〜」
「ギブ」
思い思いを口にした。
「体長、ミユキが倒れました。」
レイミがミユキをつれてアヤの前に来た。
「体長、ユキが腹痛を起こしました。」
サクヤも来た。
「体長、キリノがおかしくなりました。」
ユイも来た。
「体長、速やかに御決断を。」
「退け、退却!本陣へ戻れ、ゴミ艦隊は強すぎる。」
皆が帰ろうとすると…
「みんな〜待って下さい〜」
サキが近づいてきた。
「ゴミ艦隊の親玉が突撃を仕掛けてきました。」
「全力で振り切れ〜!」
サキは掃除は好きだが、溜め込むのも好きなのだ。
なので、ニート生活者みたいな部屋になっていた。
「ね、ね、お願いします〜〜!」
サキは涙目になりながら、説得を続けていた。
「わかったよ」
アヤがOKした。
皆もぽつぽつとOKした。
「あ、ありがとうございます!」
そんなこんなで掃除が始まりました。
がー
「サキ、この変な靴下いる?」
ユイが黒い靴下らしき物体うを取りだした。
「それマジックアイテムです。置いといて下さい。」
サキは、掃除をしながら答えた。
「サキ、このカップラーメンの容器みたいなのわ?」
今度はキリノ
「それもマジックアイテムです。」
カップラーメンの容器を持ちながらキリノは固まった。「絶対マジックアイテムじゃないよ。」とツッコミたかったがやめておいた。
「サキ、このカビたキノコわ?」
「サキ〜このビール瓶わ?」
「サキさん、この腐った鯛わ?」
「サキ殿、このゴミ袋一式わ?」
「この使った綿棒わ?」
「この茶色いトマトわ?」
皆の質問が来るたびの
「それもマジックアイテムです。」
と受け流す。
「ようやく終わった〜」
サキが汗を手でぬぐいながらこういった。
「嘘つけ!」
皆は叫んだ。
さっきのマジックアイテムを廃棄処分しようと、一生懸命ゴミ袋にマジックアイテムを詰めていく。
「あんたね〜」
不服の声が聞こえる。
そうして、この穏やかな一日は過ぎていった。