ワープ・アウト
もしも
革新的な技術発展があったとして
それが
今までコツコツと積み上げた
二本の
螺旋の過程を跳び越えるものだったとして
そうしたら
僕は今まで以上に君の近くに
もっと
飛び出していくことができるのだろう
だから
音よりも光よりも気持ちよりも早く
君と
いつまでも一緒にいたいから
きっと
空間という壁さえ歪めて跳び越えて
ずっと
抜け出せないこの二人っきりの世界の中で
ただ
互いの存在を確かめるという過程を
この
星と星の間の何もない空の下で
今も
忘れることなく失うことなく
これからも
地面から足を離した時のスピードを維持して
さぁ
跳び越えよう
ワープ空間って、寒いのかな、暑いのかな。
ありがとうございました。




