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初戦闘

考え込んでわかったこと。

1.おそらく、俺は未知の世界にいる。

2.ゲームのような世界だが、間違いなく俺自身がここにいる。

3.今のところ帰る方法はない。

4.ステータスを表示するシステムウインドウの様なものがある

5.ステータスには体力と魔力、そして攻撃、防御、魔法による攻撃、防御、そして速度が表示される。

6.その他にスキル、と表示された欄があるが何も表示されていない

7.体力と魔力は時間経過で回復する


1.は、ゴブリンみたいな化け物がいる時点でそう思うしかない


2.は4~7でそうおもった。明らかに現実とはかけはなれている、しかし、慣れ親しんだ感覚だった。


3.は、ウインドウの中にはログアウトがなく、目の前には森、後ろには草原というまっさらな状態で出口感のある立派な建物の無いことからそう感じた。しかし、今後なにか見つかる可能性はある。あきらめるにははやい。


4、これはなにかないかと思って適当に呟いてみたら出てきた。

ウインドウには<アイテム><ステータス><スキル>の三項目のみであった。<アイテム><スキル>には特になにもないが、<アイテム>を開いた状態でものに触れると<アイテム>に送られた。暴れる木を収納できるか試してみたが、ダメージを食らっただけだった。生物は収納できないようだ。体力は放置しているうちに快復していった。


<ステータス>

体力10

魔力10

攻撃5

防御3

魔法攻撃1

魔法防御1

速度6

<スキル>


<アイテム>

小石


魔法系統はあまり期待できないステータスだ。

魔力はあるが、威力は期待できないな、覚えてないけど。

速度と攻撃力に若干偏っているが、俺好みのステータスだ。

しかし、目の前の木はかすっただけで1ポイントのダメージを与えてくる。しかも、それが何十と振り回されているのだ、勝てそうにない。よって、ゴブリンを獲物ときめた。


戦闘によって、どんな影響が出るか調べておきたい。

と言う理由が一つ、後は好奇心だ。わくわくするね。

初めての戦闘、リアルゲーム体験、心が踊る。

ゴブリンのいた草原まで戻っていく。











いた、ゴブリンだ。

昼寝中のようで、目を閉じて仰向けになっている。


「チャンスだ」


こちらにはろくな武器はない。

密かに忍び寄って、棍棒をとりあげれば、有利に戦えるはずだ。

音を出きるだけ立てないように忍び寄る。


「グッ!?」


「オオオオン!」


忍び寄っていたところ、

寝ていたはずのゴブリンが、突然起き上がりなぐった。

寝たふりか、俺が帰ってくることまで予測してたな?

体力が2ポイント減る。

まだ大したことはないが、こいつの知性と武器アドバンテージはかなり痛い。こいつとも戦うべきでなかったか?


「フッ」


ゴブリンがまた半身の体勢になる。

完全に戦闘体勢になった。俺も覚悟するしかない。


ゴブリンの軽い突きが素早く何度も放たれる。

先の戦闘による判断か、コンパクトな突きだ。

だが、上半身にしか意識がいっていない。


「そこだ!」


踏み込みを入れようとした瞬間に足を差し込む。

体勢が崩れた一瞬で、棍棒を持つ手をはらい、相手に密着する。

そして、こめかみやのどに拳を叩き込む。

ゴブリンは悶絶したのち、たおれこんだ。


≪レベルアップ≫


システムウインドウに大きく文字が表示された。

ステータスの更新が起こる。


<ステータス>

体力13

魔力10

攻撃7

防御4

魔法攻撃1

魔法防御1

速度8


<スキル>

体術L1

連撃L1


ポイント1


<スキル>に追加されてる。

あと、ポイントってなんだ?

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