表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/68

当日になり

久しぶりに書いて楽しくて長々と書いてしまった。続きます。

誤字訂正等お願いします。

「リリアナ様、よくお似合いですよ」


サリーに着付けやメイクなどをやって貰いパーティーに行く準備が整いました。侍女の存在って大きいですね。自分でこんな別人みたいなメイク出来ません。ソフィア様とアガサ様はまだ準備中のようです。どちらのドレスも当日までの楽しみにしましょうと言うことでお互いにどのようなドレスなのかは分かりません。男性陣は準備は簡単なので先に会場へ行くことになっています。少し、気がかりですが仕方ありません。何が気がかりかと言うと...アーロンはともかく彼らは顔がいいのです。金も持っています。もう、おわかりですよね?


「リリアナ様。その、準備できました」


先にソフィア様の声がしてそちらを振り向くと...天使がいました。ソフィア様のドレスは白色のウエディングドレスのような見た目です。ソフィア様が気にしていた胸元には大きなリボンがあしらわれ、まったく気にならないご様子。腰から下はスカートがふんわりと広がっていて「お姫様」と言うイメージになっています。


「とても可愛らしいです。ソフィア様」


「あ、ありがとうございます。リリアナ様もとてもよくお似合いです」


ソフィア様は髪のセットとメイクをまだやっていないそうなので早々に立ち去ってしまいます。それを見送って少したつとアガサ様が現れました。


「私、このようなドレスは初めてなのですが...」


アガサ様は少し顔を赤らめながら向かってきました。とても可愛いです。これならどんな男でも落とせそうですよ!アガサ様のドレスは黄色のショートドレスです。アーロンの好みどおりのドレスになっていますね。腰の部分がきゅっと締まっていてアガサ様のスタイルのよさが伺えます。肩の部分が濃い色のチュール生地となっており、何処となく色気をかもし出しています。


「完璧ですわ!...アーロンも可愛いと言ってくれますわよ」


私がそう言うと顔がボンッと音が鳴ったように錯覚するほど赤くなりました。初々しいやつめ。私がアガサ様をからかっている間にソフィア様が戻ってきます。


「お待たせしました。...アガサ様大丈夫ですか?」


「だ、大丈夫ですわ。行きましょう」


サリーたちは給仕の仕事を手伝ったり、警備をしたりするので会場では離れます。とりあえず私の目標はアガサ様を応援することです。

-----

パーティー会場にはほとんどの人が集まっていました。ところどころで人の集まりが出来ており、飲み物を片手に談笑しているようです。


私たちは男性陣を探すと、1つの大きな団体、いえ女性の塊を見つけます。その中心にいるのが殿下とオルバート様です。アーロンの姿が見えないのでどこかに避難しているのでしょう。予感が的中して大変嬉しくないです。


「私たち、あの中に今から行くのですか...?」


「どう考えても無理ですわね。...というか行きたくありませんわ」


「もう少し時間をおきましょう」


私たち3人は安全な策をとることにしました。先にアーロン探しです。しかしこの人の中見つかるでしょうか。...アーロン地味ですし。


「何かひどいこと考えてないか?リリアナ様よ。」


声がしたほうを振り向くと、アーロンが立っていました。アーロンの服装は白いカッターシャツに黒色のベストを着ていました。髪は清潔感のあるオールバックになっています。


「あらアーロン良くお似合いですわよ。ねえアガサ様」


「そ、そうですわ!とってもカッコいいですわ」


「そうか?そう言うアガサ様も俺好みでとても可愛いっすよ」


アガサ様。顔から煙が出るんじゃないでしょうか。ゆでだこのようです。アーロンは今1人のようなのでアガサ様を押し付けましょう。


「アーロン、ちょっと私とソフィア様は私用があるのでアガサ様を頼みますわ」


「りょーかいですよ。リリアナ様」


ん?意外とすんなり受け入れましたね。動揺するソフィア様の手を引き少し離れたところで観察します。何気にアーロンが嬉しそうなのがイラっとしますね。両思いですか。ヨカッタデスネー。嫉妬なんてしませんよ。


「ソフィア様すみません。無理につれて来てしまって」


「いえ、大丈夫です。あの、リリアナ様はこのあと殿下のところに?」


そう言われレオナール様の方をちらりと見ると、まだ駄目なようですね。私は首を横に振り、否定の意思を伝えます。そうすると笑顔になり1つの提案をしました。


「それでしたら、お兄様のところに一緒に行ってくれませんか?」


はい?

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ